日本国債とドル円のパラレルな動き

JGB5.14.2013

JGB2 5.14.2013

ドル円の102円も重たいのですが、昨日書いたように日本国債の下落が止まりません

チャートはJGBの先物の5分足と日足

5月9日にドル円が100を抜けたことを受け、翌日サポートされていた144.50円付近(赤丸)

をブレークして下落。

102円乗せで143.20~30が重くなり142円割れまで急落しています。

3日で2.5円の急落です

一方日足を見ると2012年4月8日にギャップを開けて上昇した142.00~20付近を埋めてしまいました

ここがサポートできれば反発しそうですが、抜ければ2012年3月の安値141円付近がターゲットに

債券下落=日本の金利上昇=日米金利差縮小=円高

ま~これが教科書的な動きですが、いまのところ日本の長期金利上昇は円高要因です

これがもっと進んで国債暴落とかなれば、スパイラルな円安になるのでしょうが、

そこら辺は財政破たん=国債暴落~円大暴落派の人たちの主張ですね

ま~そうならないとは思う(なってほしくない)のですが、100円というもしかしたら超えてはいけない?

ところを超えてしまったことで、金利の世界が動き出したのかもしれません

5月22日に外為どっとコムさんで【個人投資家に足らないこと&持つべき視点】という

セミナーを行います。

これは前回4月3日に行った同じテーマの続編です。

前回のセミナーでは1日の時間軸の使い方や、外為どっとコムさんのオーダー状況の

利用の仕方などをお話ししましたが、次回も色々と役立つ方法をお伝えします

ご期待ください

東洋経済オンラインさんで、「1ドル100円突破のX デーはいつか」という記事を書きました。

遠のいてしまいしたが

東洋経済オンラインさんで、年度末、日銀政策決定会合までの予想とオプションの影響を書きました。

東洋経済オンラインさんで日銀総裁と今後の日銀の緩和とマーケットの影響にに関して書きました

東洋経済オンラインさんで連載が始まりました

ドル円、クロス円の調整について書きました。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

国債市場の動きは異常でした

JGBイールド4.10.2013

これはJGB(日本国債10年物)の利回りです

ブルームバーグ参照です

2月から今回の日銀の積極緩和を期待して利回りは0.8%から3月末には

終値ベースで0.51%と過去最低の0.43%に迫りました。

10年お金貸して金利は1年で0.5%ですよ

その後0.6%まで反発しましたが4月5日は0.45%まで低下、翌日は0.31%まで急低下

その後すぐに0.65%まで反発、ものすごい乱高下になりました

過去の値動きを見てください

1日0.01とか0.02の動きがこの日0.3%も動いたってドル円でいえば90円が130円とか

1日で動くのと同じような感じです

債券市場に与える今回の緩和のインパクトがいかに大きいかがわかります

債券ディーラー 秀才型、理数系、T大卒多し、世の中統計と計算で動くと思っている、投資=債券

株式ディラー   体育会系、私立文系多し、

為替ディラー   もっと体育会系、投資は気合だ!

ま~債券ディーラーの人たちから見ると株式はギャンブル、為替にいたっては超半ばくちと思ってるんでしょうね

そんな秀才、理数系の人たちが4月6日はいかに動揺していたかがわかります

日銀が国債の7割を買い占める。

市場から債券がなくなる買わなきゃて

でも10年の金利が0.1とか0.2%になるて冷静に考えるとありえない

でもありえるか

市場も今回のことにレベル感を失っているんでしょうね

どうなることか

東洋経済オンラインさんで、年度末、日銀政策決定会合までの予想とオプションの影響を書きました。

東洋経済オンラインさんで日銀総裁と今後の日銀の緩和とマーケットの影響にに関して書きました

東洋経済オンラインさんで連載が始まりました

ドル円、クロス円の調整について書きました。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

日銀国債買い占めで、お金は他の資産に

2013

10年国債利回りは2003年6月の0.43%を割り昨日は0.425%まで低下

本日は過去最低を更新し0.315%まで低下した後に0.41%台に反発

日銀の異次元の緩和で国債品切れ状況でしょうか

でもさすがに10年で0.3%の金利て金利が消滅ですね

日本財政破たんにかけていて日本国債をショートにしていた人たちのポジションは

早々と破たんしたでしょう

あるいはオプション買ってた人たちの価値もゼロに

今まで日銀は輪番オペ合わせて3.8兆円の国債を市中から買っていましたが

これから7兆円買うということに

日本の25年度の国債発行額は170兆円

このうち借り換えが112兆円

月平均では14兆円の国債が発行されています

このうち7兆円が日銀購入で約半分

日銀が国債を買い占めるんで、民間は国債を買えなくなる

でも投資はしなくてはいけない

資金はどこに行くんでしょう

やはり株、不動産、外国債券、外国株に向かうのでしょうね

これはバブルなんでしょうか

東洋経済オンラインさんで、年度末、日銀政策決定会合までの予想とオプションの影響を書きました。

東洋経済オンラインさんで日銀総裁と今後の日銀の緩和とマーケットの影響にに関して書きました

東洋経済オンラインさんで連載が始まりました

ドル円、クロス円の調整について書きました。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

米国債の利回り上昇でドル円も上昇

日米10年債利回り2 3.11.2013

日米10年債利回り3.11.2013

日米10年債利回りとドル円3.11.2013

2月の米国雇用統計はサプライズでした。

非農業部門雇用者数  +23.6万人  予想16万人 1月11.9万人

失業率 7.7%  予想7.9% 1月7.9%

この数字を受けて米10年国債の利回りは、引けで2.05%と前日の1.995%から急騰

久々に2%をしっかり抜けてきました。

11月以降日本の材料で円売りでしたが、その時はむしろドル安。

2月まではドル安でユーロなどは上昇して、リスクオン的な円安でした。

しかし2月以降、イタリアの政治混乱などで、ドル買いになり、現在はドルが強く円が弱い状況で

いずれにせよドル円が上昇しています。

米国の経済好転→債券から株に資金シフト→債券利回り上昇

このような流れで米国と日本の利回りが拡大し、それがドルの上昇につながっていく傾向になっつぃています。

グラフは、上から2010年からの米国、日本の10年債利回り、11月からの日米10年債の利回り、11月からの日米10年国債利回り差とドル円の動きです。

日本と米国の10年債の利回りを見ると、明らかに日本はまだ下落傾向ですが、米国は底打ちして

上昇してきています。2%が完全に抜けてサポートされれば上昇傾向が続きます。

日米10年国債利回りの金利差も1.4%ほどに広がってきて、ドル円が上昇しています。

アベノミックス以外にもドル円の上昇を支える材料が一つ増えました。

外為どっとコムさんで雇用統計の予想をお話ししました

3月16日外為どっとコムさんで酒匂隆雄の為替塾で酒匂さんとジェルベズ久美子さんと対談セミナーに参加させていただきます

会場+WEBです

お時間があれば、ぜひ会場でお目にかかりましょう

東洋経済オンラインさんで日銀総裁と今後の日銀の緩和とマーケットの影響にに関して書きました

2月28日(木)におこなった投資LABさんで【FX投資家にYEN蔵が伝えたいこと~投資LABでのYEN蔵コンテンツの活用法~】というテーマでWEBセミナーを行います(30日間は閲覧可能です)

2月8日に岡三オンラインさんでのセミナーの様子です

WEBセミナー後に会場にみえられた投資家の方々と座談会+懇親会を行いました

小規模のセミナーで満足していただけたと思います。

東洋経済オンラインさんで連載が始まりました

ドル円、クロス円の調整について書きました。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

日本国債はそんなに危ないんですか? その2

家計金融資産12.25.2012

国債保有残高12.25.2012

明日の安倍政権発足へのご祝儀相場なのか、日経平均は前場+126.55円で10066.61円と10000円台を回復しました。

為替のほうは海外勢がお休みで、動きはありません。

昨日のニューヨークで円売りの流れになり、ドル円は84円台後半、ユーロ円は112円付近まで上昇しましたが、東京時間はやや上値が重い展開に。

85円のオプションバリアー手前は売りが控えており、抜けるにしてもクリスマス明けになるのでしょう。

さてNHKスペシャルの日本国債に対する続編を書きます。

今年の初めにヘッジファンドの日本国債売りに関しては3回のシリーズで書きました

1回目

2回目

3回目

そこでも登場したヘイマンアドバイザーのカイル・バスがまた登場していました。

相変わらず日本国債売りを仕掛けているようですが、今回10年国債の利回りは0.685%まで低下、ちなみの今年の初めは1%ほど。先物は142.60円が144.70円まで上昇しています、先物売ってたらやられているでしょうが、CDSなんか使っていたのでしょうか。

ま~彼らの主張としては、日本は税収が落ちて国債増発になるが、日本の人口減少で預金も減少して国債消化能力が低下するというシナリオです。

表は日銀の資金循環表から拾ってきた日本の家計の金融資産と国債、地方債の保有者の残高で9月末のものです。

金融資産は1510兆円で、こちら微増、家計の金融資産の55%を占める預金現金は840兆円で、こちらも増加しています。

少なくとも高齢化による預金の取り崩しなどは起きていないようです。

また国債の保有者の内訳をみると、金融機関が80%弱、外国人も10%弱になっていて、金融機関の保有が圧倒的です。

要は我々の預金や保険の資金が金融機関を通じて国債を購入している図式でしょう。

Nスぺで次に登場したのは日本でも有名な冒険投資家のジム・ロジャーズ。

日本は大好きだけど、日本の未来は暗いと予想しています。

30歳以上若い奥さんとの間に2人に娘をもうけて、21世紀は中国の時代だから娘に中国語の教育をするために新嘉坡(シンガポール)に移住したロジャース御大です。

日本の人口減少が問題で、女性の活用や移民を受け入れない日本の未来は暗いと....

そこをつかれると、確かに日本は痛いです

ロジャース御大のように若い奥さんもらって子供を増やせと(僕はそんな風に感じましたが考えすぎですかね)いうわけでないのでしょうが、子育て特に働いている女性の子育て支援はかなり真剣にやらなければいけない。

下手な年金運用するより、子供の数を増やしたほうが年金システムは安定することだけは確かです。

ま~効果がでるのは20~30年後ですが。

あとは移民の問題。

すでにコンビニや飲食店では中国系の人たちがたくさん働いています。

そのような移民というよりは、ここは富裕層に日本に来てもらう努力が必要なのでは

数十億、数百奥の資産を持つ人が日本に来て消費してもらえば、あるいは投資してもらえば市場の活性化になります。

シンガポールやロンドンはこの方式で富裕層を受け入れ資産(不動産)などを購入してもらっています。

これら富裕層に日本国債、不動産購入なんてのはどうでしょう、5~10年の滞在ビザ出せば結構、日本に住みたい人はいるのでは。

お金をかけないで、しかも即効性があるという意味では富裕層の移民受け入れはいいと思うのですがね

結局、Nスぺの日本国債では、日本は大変なことになりつつある、一人ひとり真剣に考えましょうという結論でした。(NHKらしい)

しかし真剣に考えたら、年金払わない、資金を外貨に、国外移住なんて結論になってしまいますよ

真剣に考えるのは政治家、官僚のお仕事じゃないですかね。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

日本国債てそんなに危ないんですか?

NHKスペシャルに「日本国債」は楽しませてもらいました。

twitterでは結構評判悪かったですが、結構突っ込みどころ満載でしたよ。

まずは豪華キャスト総出演という感じで、さすがNHKでした

よく米国の戦争映画では国防総省全面サポートで、本物の戦闘機が出てきたりしますが、今回は財務省の全面サポートでした。

ということはやはり財務省の意図に沿った、財政が危ないだから消費税を値上げしなければならないという番組かといえばそうでもありません。

でも財務省の国債課長の斉藤さんがでてきて、結構重要なことをしゃべっていました。

「国債の発行は綱渡りです」  結構これ本音かもしれません

みずほ銀行に訪ねて行ったシーン、 これもびっくりなんですが、話があるときは金融機関を呼びつけるのが財務省でしょ?いまはわざわざ訪ねていくんですか?

やはり最大のお客参の銀行に対しては気を使っているのでしょうか

斉藤さん「長期の国債も買ってください」

みずほ銀行担当部長「いえいえ長いとこ買うとリスクとか言われるもので」

斉藤さん「それは私どもでなく金融庁が.....」

これすごい会話じゃないですか?

財務省の課長が身内の金融庁批判?

斉藤さん誠実そうで、国債売るためにご苦労されてるところがわかります

これやらせでなかったら、相当踏み込んでますよ

あと笑えたのがみずほの担当役員の役員会での会話

日本国債はリスクはないと思いますが、最大限の注意を払って留意する必要が.....

おいおいどっちなんだよ

ま~本音は言えないですよね

あとは元自民党幹事長の加藤紘一さん

自民党政調会長、幹事長の時に日銀に利下げのプレッシャーを相当かけたって

加藤さん国会議員でなくなって、お口が軽くなったのでしょうか

あとは幸田真音さんも登場です

1998年に書いた日本国債は時代を先取りしていましたね

あの時も山一破たんや拓銀破たんで日本売りが盛んでしたが、

あの時代に日本国債の未来について書いたのは切り口が斬新でした

ただ幸田さんの本いつも最後まで読めないんですよね

〇崎某とか〇倉某の本も紹介されてましたが、あそこら辺のあおり本と一緒にするのは

少し失礼ではないですかね

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

日本国債上昇の原因は?

JGB利回り12.03.2012

チャートはJGB(日本国債)10年物の利回りです。

今年の1月は0.95%付近だったのですが、日銀のバレンタイン金融緩和を受けて1.05%付近まで上昇。

その後下落を続け、先週はついに0.7%を割れて0.695%まで下落しました。

金融緩和があるから国債買い入れがまだまだ続き→長期国債上昇(利回り低下)?なんでしょうか

いえいえ安倍ディールですから、インフレ率2%ですから、長期国債は売られて利回りは上昇するはずなのですがなぜか国債市場は逆の動きになっています。

為替、株式株式市場は安倍自民党総裁を信じて円売り、株買いですが、国債市場の人達は疑い深いので、安倍さん信じていないのでしょうか?

ま~それぞれの市場の人たちは

為替市場 体育会系率高し、目先の動きに一喜一憂、 5分前の相場観と逆のポジションを持つ人が生き残れる

株式市場 為替市場に近いが、どちらかという常に株高思考、売りを覚えればもう少しパフォーマンスが上がるかも

債券市場 為替市場、株式市場のプレーヤーを下に見ていて、債券が投資の神様と思っている。数学的素養も必要なので大学院卒など高学歴率高し

債券は不況だと上昇(利回り低下)するので、景気に対してはネガティブな暗めの人多し

偏見的な各市場のプレーヤー像です

ま~冗談はさておき日本国債の需要は強いのですが、その理由として

日銀が3日に公表した10月分の「民間金融機関の資産・負債」によると、国内銀行の国債保有残高は10月末現在、前月末比4兆0408億円減の162兆8130億円となった。このうち、都市銀行は同4兆4063億円減の102兆3890億円と2011年10月以来、約1年ぶりの低水準となった。10月の10年最長期国債利回り(長期金利)は0.755─0.795%とわずか4bpの狭いレンジで推移。金利が下がった局面で、期初の利益確定売りを先行させたとみられている。  一方、地方銀行は35兆3886億円と同5575億円増加した。

ロイターより

日本国債市場はメガ3行と野村が牛耳っているといわれていますが、日本の銀行の買い余力が高いことも需給面から見たJGBの上昇要因なのでしょう。

12月6日19時から岡三オンラインさんでWEBセミナーを行います

1、2013年の為替相場

2、プロの世界はどうなっているの、介入、市場の投資家、アノマリーなどのお役立ち情報

岡三の武部さんと討論形式のセミナーで、相場予想だけでなく、様々な市場の仕組みなどのお話もやります。

お時間があればどうぞ

岡三オンラインさんからの豪華プレゼントもあります

申し込みはこちらから

セミナーバナー_20121120_YEN蔵さんブログ用

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

こんなバカなファンドには絶対に投資しません!  その3(検証)

下の表はすべて日銀HPの資金循環統計2011年第3四半期速報)参考図表のものです。

個人金融資産1.03.2012

1、バス氏は、個人の預金が減少きており、2012年は増加率が0%になるとの意見を紹介しています。表は日銀の資金循環統計(2011年第3四半期速報)の家計金融資産です。

9月末の残高は1471兆円、現金・預金は824兆円で増加率も見ても2009年12月末から四半期ごとで1.2~2.1%継続的に増加しています。預金が減少している傾向はまったくありません。

その分債券、投資信託、株式が減少しており、家計の資産がリスクのあるこれらの資産から現金・預金にシフトしていることがわかります。リーマンショック以降の流れの影響と思われます。ここで金融資産全体が減少していれば問題ですが1470~1490兆円の間で推移しています。

生命保険証券保有1.03.2012

2、この表は国債の大きな買い手のひとつ生命保険会社の証券投資の内訳です。232.4兆円の資産のうち128兆円を国債購入にあてており、こちらも2009年12月末以降1.7~4.1%の範囲で毎期国債の買入を増加させています。減少させているのは株式などです。

国債保有者内訳1.03.2012

国債保有残高1.03.2012

国債保有者フロー1.04.2012

3、この3つの表は、国債保有者の内訳と国債保有者の残高、国債保有者のフローの表です。実はこの3つの表が一番みていただきたいデーターで、これをみると国債の状況と円高の理由のひとつもわかります。

国債保有者の内訳の海外のところを見てください。海外の保有者が8.2%、76兆円も保有しています。海外保有者は2010年第2四半期以降7%、13.9%、30.5%、28.3%、30.7%と保有高を急激に上昇させています。

バス氏は日本人以外は誰も日本国債を買わないと主張していますが、いま一番日本国債を買い始めているのが外国人で、かつては95%が日本人が保有していたといわれた国債も91.8%まで減少してきています。

この外国人の保有残高を見ると短期債28兆円、長期債47兆円と長期債の割合も多く、日本株を売却した外国人投資家の一時的避難という感じでもなく、純粋な債券投資のようです。

この手の外国人の買いは中国の買いも噂されており、もしかしたらバス氏は中国人は外国人に分類していないのかもしれません(笑い)

また国債保有のフロー(3番目)をみてもらいたいのですが。

2011年の7~9月期に外国人が短期債3.5兆円、長期債5.4兆円、あわせて8.9兆円もの日本国債を買っていることがわかります。ここでもバス氏の主張が正しくないことがわかるのですが、この資金が新規投資であれば、国債購入の9兆円もの資金が外貨から円に向かったわけで、まったく円安にならずに円高になる一因になっていたものと思われます。

このように海外からの資金が国債購入に向い円高の原因になっているかもしれないのは、私もちょっと驚きでした。

この現代の記事の中では、日本人は10兆円以上のアセットを世界中に投資しておりという、基本的な数字の間違いもあります(ご存知のように日銀介入一撃で9兆円です、毎年12~13兆円を海外からの投資収益として受け取る日本人の海外資産は300兆円近くあります)

今回、ブログを書いたのは、世にあふれている暴落論の殆どが、この手の具体的なデーターを捏造したもので正しく真実を伝えていないからです。

暴落論の中には面白い切り口のものもあり、それらが論理的でデーターが正しければ参考になります。少なくとも相場で勝とうと思えば、少なくともこの程度の下調べは必要ではないでしょうか。

毎年179兆円の国債発行ですから1%金利が上がれば1.8兆円利払いが増加し3年続けば5.4兆円の利払い増加です。このままでは日本の状況があと何年間かでかなり厳しくなるでしょうから、楽観はできませんし、注意して市場を見ていく必要はあります。国債が下落する局目もくるかもしれません

データーを調べたから勝てるとは限りませんが、このような地道な調査は必須です。

どうだバス、現代参ったか!!今回はこれぐらいで許してやる  文句があれば反論して来い

大阪証券取引所さんでコラムを執筆しました。

これから月1ペースぐらいで書きます

1月29日(日)はエイチ・エス・フュチャーズさんで、恒例の『専門家スペシャル対談』をやります。

大橋ひろ子さんエイチ・エス・フュチャーズの商品アナリストの田栗さん、渡邉さんと対談形式で言いたいことを言うオンラインセミナーです。

今年第一回目なので、今年の展望なんかを話そうと思っています。

参加者が形式にこだわらず討論する、一味違うセミナーを是非御覧ください。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

こんなバカなファンドには絶対に投資しません!  その2(検証)

さて前回は週刊現代の記事による、ヘイマン・アドバイザーのカイル・バス氏の日本が12ヶ月以内に倒産して、JGBが暴落するという主張が何処誤りかを検証してみたいと思います。

ここではバス氏を批判することが目的ではなく、日本の財政状況と国債マーケットの現状を読者の方に知っていただくことが目的です。そのためにいくつかの数字と資料を用意しましたの、今後の日本の財政と国債マーケットを見るうえでの参考にしていただければうれしいです。

まず多くの資料を日本銀行のHPの資金循環統計という数字から拾ってきています。

日本のお金の流れ、資金の動きを見るうえで、是に勝る資料はないので、是非参考にしてみてください。

カイル・バス氏は日本政府が現状を国民に伝えていないと主張していますが、この資料を見ればわかりますし、私の基本は資料が正しいものだという前提でお話しします。

巷の暴落説は大体、情報を隠蔽しているというスタンスですが(ま~震災以降の政府の姿勢を見ると、情報が100%でているとは到底思えませんが)、それだと議論できないので。

総人口1.03.2012

1、バス氏の最大の主張は、日本は人口が減って貯金が減少するので、国債を買うことができないというものです。こんなことはかなり前からわかっていたので、こんあことで12ヵ月後に日本が倒産するというのはお笑いです。

表は総務省の統計です。日本人口は確かに減少しており、生産年齢人口と呼ばれる15~64歳の人口も減少していますが、その変化率は想定内で、人口が10%減少するのは今の出生率が続けば2040年以降です。

JGB利回り1.03.2012

2、バス氏は、過去20年で株が80%、不動産が70%落ち込む中、国債だけ無事といっていますが、株、不動産がダメだから国債に資金移動したという質への逃避でしょう。

たしかに国債バブルといわれ、国債価格の高止まりには不安がありますが、チャートの10年債利回りをみても0.98%と1%以下に張り付いており、バス氏が述べるように国債市場が緊張して金利上昇リスクがあるという傾向はありません。

3、バス氏は国債金利が1%上がると新たに10.5兆円の利子の支払がおこるといっていますが、これは知っててうそをいっているか、知らなかったらとんでもない無知です。

現在日本国債は毎年新たに160~170兆円発行されています。2010年で言うと内訳は110兆円の借換え債(政府は毎年借換えをしながら国債の償還と利払いをしているのそのための借換え債です)、40兆円の新規発行国債、14兆円の財投債で165兆円です。

ということは1%の金利上昇(利子が1%上がること)で余分に支払わなければならないのは、この165兆円分の(新規に発行され分)1%ですから1.6兆円に過ぎません。

現在利払いに当てているの10.5兆円ほどですが、これは今まで発行された国債すべての分です。

利払い分が新たに増加するのはその年に発行される、165兆円(今年度は179兆円の増加する予定です)分だけで今まで発行された分すべてではないのは誰でも理解できると思います。

こんな簡単が計算ができないないのか、あえて言わないのか、それとも取材者が無知なのかは不明ですが、この新規国債発行165兆、あるいは179兆円は覚えて置いてください。

経常収支1.03.2012

4、バス氏は、日本は2011年は貿易赤字になるので国債を買う余力がなくなると主張しています。

経常収支(日本が海外からいくら稼げたか)というのは大雑把に言うと貿易収支+所得収支(海外投資でいくら稼いだか)の合計です。

今年は震災、タイの洪水、世界的な景気の落ち込みもあり、確かに貿易収支は2.3兆円ほど赤字になりそうです。(平成22年度5.3兆黒字、平成21年度5.1兆黒字、平成20年度7600億円赤字、平成19年度10兆黒字)。

しかし日本の所得収支は2011年は毎月約1~1.3兆円収入があり10月まで12.3兆円ほどの収益になっています。

平成17年に11兆円と大台に乗せて以降は、平成19年に16兆円、平成21は12兆円、平成22年は11兆円とリーマンショックの影響を受けてはいますが、コンスタントに11~13兆円の収益を生み出しており、世界最大の債権国の地位はまだゆらいではいません。

これらの数字は財務省HP 国際収支状況から拾ってきました

仮に2~3兆円の貿易赤字があってもまだ10兆円近く海外から稼いでおり、バス氏が言うように海外からの稼ぎが減少して国債を買えなくなるという気配もありません。

ここらへんは世の中の極端な円安や円暴落論者の方に聞きたいのですが、だいたい10兆円も海外から収入があるような国が極端な円安になるでしょうか?なりません

新興国をみてもわかるように、資本の急激な流出が起こったときに通貨安が起こるので、貿易収支の多少の赤字が通貨安を起こすよりも資本移動のほうが影響力があります。

おまけに流出どころか実は海外から資金の流入があるのです。

To be continued

1月29日(日)はエイチ・エス・フュチャーズさんで、恒例の『専門家スペシャル対談』をやります。

大橋ひろ子さんエイチ・エス・フュチャーズの商品アナリストの田栗さん、渡邉さんと対談形式で言いたいことを言うオンラインセミナーです。

今年第一回目なので、今年の展望なんかを話そうと思っています。

参加者が形式にこだわらず討論する、一味違うセミナーを是非御覧ください。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

こんなバカなファンドには絶対に投資しません!

12月の週刊現代で『日本は倒産する、国債を買うのはバカだ』というショッキングな記事に引かれて思わず買ってしまいましたが、内容は東スポなみのろくでもない記事でした。

だいたいこの手の暴落物、大恐慌物の記事や本は、マスコミが売るために衝撃的な題名をつけますが、ま~今年の経済は一進一退ですがじわじわ株価は反発というような記事では、誰の注意も引かずに忘れられます。

最近本屋に行くとなんとこの手の書物が多いことは。

いわく、ドル円は50円になる、ユーロは崩壊する、恐慌が来る。大体この手の書物が街にあふれているようなときは、マーケットはそうはならないと思います。

日本の財政やJGBは、いわれるまでもなく厳しい状況で楽観できませんが、10年も前からJGB暴落、ドル円200円説を唱える方もいらっしゃいますが、私はこの方が『う~たまらん、円高になると』と方向転換したときがドル円のそこだと思い待っているのですが、この方もなかなかしぶとくて方針転換いたしません。

最近の暴落説で有名な評論家の方が、日本の大手証券の破綻を唱えて大問題になりました。

実際ポジションを持ってトレーディングしている人間にとって中長期的な相場観も考えますが、決め打ちして一方行にベットすることはないと思います。

相場は一方行に動くことは珍しく、だいたいショートカバーをしながら下落したり、ロングの投げを誘発しながら上昇するものです。

その中でいかにポジションをキープしながらポジションを積み増ししながら利益を追求していくことは、非常に難しいのですが、そこが勝負の分かれ目になるところです。

評論家の言う様に単純に暴落、暴騰してくれれば楽なのですが、そうは行かないのが相場です。

さて、この(日本)国債を買うのはバカだと吼えているおっさんは、リーマンショックの空売りで莫大に儲けたカイル・バスというヘイマン・アドバイザーというヘッジファンドのファンドマネージャーです。

さすがに、そこいら辺にいるマーケットを知らない評論家ではないので、期待しながら彼がどんな理由で日本の破綻を予想しているのか読みましたが、まったく目新しいこともなく期待はずれでした。

こんな理由でヘッジファンドともあろう人が日本国債の空売りを仕掛けたら、それこそ踏み上げられてしまい即死です。

かなり長いこと外国人連中は日本国債のショートを仕掛けては踏み上げられて撤退していますから、日本国債を売り崩すのは大変なことだというのは外国人連中にも有名なので、いまどきまだこんな理由で売る人がいるのかと驚いてしまいました。

JGBのマーケットはメガバンク3行と郵貯の独壇場で、この4社が多く国債を保有するために、彼らのプレゼンスが高いマーケットです。

さすがこのバス氏ももう少し調べてはいるのでしょうが、週刊現代の紙面だけでは、それが伝わってこないで事実誤認の箇所も多く、何よりインタビュー取材をした在米ジャーナリストもレベルが低く、間違った数字をそのまま掲載しています。

要するに週刊現代の経済、金融記事はこの程度(東スポなみ)ということだけは、今回良くわかりました。

次回は具体的な内容の検証をしつつ、日本の財政状況や国債の市場について書きます。

1月29日(日)はエイチ・エス・フュチャーズさんで、恒例の『専門家スペシャル対談』をやります。

大橋ひろ子さんエイチ・エス・フュチャーズの商品アナリストの田栗さん、渡邉さんと対談形式で言いたいことを言うオンラインセミナーです。

今年第一回目なので、今年の展望なんかを話そうと思っています。

参加者が形式にこだわらず討論する、一味違うセミナーを是非御覧ください。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

1 / 212