中国の預金準備率引き下げの影響は

オバマ、習近平2.20.2012

上海総合2.20.2012

20日のユーロ圏財務相会合でギリシャ向け金融支援の合意、日本の貿易赤字の拡大、日米金利差拡大など、様々な材料でリスクオン+円売りの流れが加速しました。

ドル円は一時79円台後半まで上昇しましたが、さすがに80円は売り満載、オプションバリアーもあり一発では抜けないでしょう、とはいえ押し目も限定的でショートが切れないいやらしい相場です。

中国人民銀行は18日夜という異例の時間に預金準備率の引き下げを行いました。

預金準備率を0.5%引き下げ大手行は20.5%、中小行は18.5%に引き下げ、これにより数兆円の融資余力が銀行に生まれます。

中国はここまでインフレを抑えるために預金準備率を引き上げ、金利を引き上げてきましたが、実体経済の減速、不動産価格の急落が起こり、インフレの抑制は成功しつつあります。

ここにかけて不動産価格の急落によるハードランディングの懸念もでてきたために、またインフレが落ち着きつつあるために政策をインフレ重視から成長重視に切り替えた可能性が大です。

次期国家主席の習近平しが訪米中でオバマ大統領と会合。

政治的にはいろいろ主張しても、再選したオバマさんと、次期主席の経済を安定させるという共通の利益は一致しているはずです。

まさに習副主席が米国にいる間に、預金準備率を引き下げ(世界の中央銀行の金融緩和路線に合流)、成長にコミットメントすることを宣言できた習さんにとってはパフォーマンスになったのではないでしょうか。

しかし上海総合の株価は小幅の上昇にとどまっています。

政治パフォーマンスに終わらず、経済を引き上げるためには、あと2~3回の預金準備率の引き下げが必要でしょう。

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中国の動きは無視できません

eurusd2.03.2012

ユーロドルは、ギリシャ債務交換交渉へ期待から、ここのところ1.3030~1.3230のレンジでこう着しています。

1.3150~1.3250付近は下落するときにサポートされたところで、上昇局面ではレジスタンスとして機能しています。

チャートはユーロドルの4時間足ですが短期線(20~90)は上昇中、中期線(200)も上昇中、長期戦350は横ばい、長期戦500、800はまだ下降中になっています。

1.3250~1.33を完全に抜ければ1.35~1.6付近まで上昇とみていますが、1.30台前半を抜ければいったん1.29付近まで下落となりそうです。今日の雇用統計次第かもしれません。

昨日、中国の温家宝首相は、メルケル・ドイツ首相との会談で、国際通貨基金(IMF)への資金拠出など、中国は引き続き欧州に対する支援拡大の方法を検討していると発言。「ユーロとユーロ圏の安定を維持するための取り組みを中国は支援する」とし、同国政府は、欧州経済を信頼していると述べた。 「中国は、ESM/EFSFを活用した欧州債務問題の解決に、IMFを通じて関与を深める方法を調査し、検討している」と話した。 具体的な金額などには触れなかった。(ロイターより)

中国は3兆1800億ドル(約244兆円)と世界最大の外貨準備保有国です。

保有する債券はドル建て、次いでユーロ建てが多いでしょうから(正確な数字は国家秘密です)債券市場の安定を望んでいるでしょう。

また外貨準備できる通貨はドル、ユーロを中心に円、ポンド、豪ドルあたりまででしょう。

それ以外の通貨も保有しているでしょうが、流動性の関係から少ないのではないかと予想されてます。

中国はドルが下落するときはドル売り、上昇するときにはドル買いと機動的に外貨のバランスを調整していますが、何せ244兆円ですから、そう簡単に移動はできないです。

彼らが動くときにはマーケットも動くので、自分の玉で首を絞めてしまうケースもあります。

これらの外貨準備の運用はCICなどのSWF(国家ファンド)もありますが主にPBOC(中国人民銀行)が行っているようです。

よくバンク・オブ・チャイナ(中国銀行)と間違われますがバンチャイと呼ばれる中国銀行は中国4大銀行の一つで、主に国際業務を行っていた銀行です。

昨日は温家宝首相の発言でユーロドルは一時1.3120→1.3180まで反発しましたが、1.32の壁が抜けられませんでした。

昨日は米新規失業保険申請件数は36.7万件と前回の37.9万件から減少しました。

米雇用統計に注目されますが、今回は15万前後の予想、あまりサプライズはなさそうです。

2月24日(金)は投資LABさんでオンラインセミナーを行います。

【FXの資金フロー ~誰が相場を動かしているのか~】というテーマです。

市場を動かす大きなプレーヤーは各国中央銀行など、魑魅魍魎の世界です。

そこら辺のプレーヤーと彼らがいつトレードするかなどのアノマリーについても語りますので、ご期待ください。

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豪ドルの重要サポートレベルは

aud usd 9.23.2011

aud usd 9.23.2011 monthly

昨日はFOMCの結果を受け失望感というか、織込み済みというか株価が急落、ドル買い、円買いの流れが加速しました。

G20の声明を受けて株価はやや持ち直しドル売り、円売りにやや傾いています。

またPBOC(中国人民銀行)が預金準備率を本日にも引き下げるという噂で、豪ドルやユーロドルが反発しています。

チャートは豪ドルの週足と月足です。

豪ドルは3月の安値0.97をとりあえずサポート。

ここを抜けると11月の安値0.9530付近が次の重要サポート、抜けるとリーマンショック以降、昨年9月まで抜けなかったレジスタンスの0.9400があります。

この0.94~0.95がかなり重要で、抜けてしまうと0.8~0.95ぐらいにレンジをシフトする可能性があるので、この下300~400ポイント豪ドルの今後にとっては大事なエリアです。

月足のチャートで1978年以降の豪ドルの動き(このチャートだとかなりアバウトですが)をみると

1982年11月高値 0.9815

1984年2月高値  0.9440

あたりが高値として有効に機能していることがわかります。

ここらへんは上がるにしろ下がるにしろ引っかかるようです。

恒例のHSフュチャーズさんでの商品とのコラボセミナーを9月25日(日)10時から行います。

大橋ひろこさんHSフューチャーズさんの商品アナリスト田栗さん渡邉さんと為替、貴金属、原油ののお話しをします。

最近商品と為替の連動性も強いので、御興味があればのぞいてみてください。

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中国利上げで中国株上昇?

上海総合7.07.2011 

上海総合7.07.2011 2

中国人民銀行は今年3回目の利上げを0.25%ずつ行い1年物預金金利を3.5%、1年物貸出金利を6.56%にしました。

豪ドルは1.07付近から1.0650付近まで下落した後1.07付近に反発。

豪ドル円も86.60付近から86.20付近まで下落後86.60に反発。

逆に本日、豪就業者数が前月比2.34万人と予想の1.5万人、失業率は4.9%と変わらず。

フルタイム雇用が5.9万人増加して、パートタイム雇用が3.56万人増加と堅調な内容。

この数字を受けて豪ドルは1.0760付近、豪ドル円は87円付近まで反発しましたが、前回高値を抜けるには力不足。

RBAの来月の政策金利は月末のCPI発表まで持ち越しに。

上海総合指数は4月の3200付近から6月中旬に2750付近まで下落していましたが、ここのところ2900付近まで反発。

本日も利上げを受けて2929まで下落後2952まで上昇し、昨日終値を上回っています。

中国人民銀行の利上げサイクルが一時休止になるとの期待のようです。

中国人民銀行の金融政策が引き続き利上げなのか、個々で一旦休止なのか今後アジア株、豪ドルに大きな影響を与えるので注目しています。

今日は19時からYMTVさんでセミナーやります。

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ポルトガル格下げでユーロは下落

ユーロドル7.06.2011

昨日話題になっていたのはHIAとポルトガルの格下げと中国の経済。

HIAというの2005年に米国で海外にためてある米国企業の利益を、1年に限り安い税率で米国に戻しても良いという法律。

2005年はこの法律でドル買いが起こり米ドルは上昇しました。

そのHIAが再び行われるのではとの思惑からドル買い材料に。

本日未明にムーディーズはポルトガルの格付けをBaa1からBa2へ4段階格下げし

ジャンク級に格下げ。

このニュースにユーロドルは1.4450を割れて1.44割れまで下落ししましたが、その後1.4460付近まで反発。

下落前の1.4470~1.4500のレンジが抜けられなければ再び下落か。

中国の不良債権問題はこの先も市場の波乱要因に。シンガポールの政府系投資会社テマセクは中国銀行、中国建設銀行の株を37億ドルで売却、有力投資家の中国株売却は不安材料となるか。(十分儲けているでしょうが)

中国の一部の報道で中国のCPIが6%を越えた可能性があり、中国人民銀行の利上げが近いとの報道もあり、本日の上海総合指数は-22.45と0.8%安。

中国の利上げは商品、豪ドル、豪ドル円の重石となるか。

本日はスター為替証券さんでセミナーをします。

毎週金曜日の開催でしたが、今月から昨年同様水曜日19時からの開催になりました。

東京駅の目の前ですからお時間があれば。

スター為替さんは新世代のシステムを導入しキャンペーン中です。

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中国株価下落とドル売り

上海総合12.28.2010

ユーロドル12.28.2010

上のチャートは上海総合の株価1週間、下はユーロドルの4時間足です。

さすがに中国の利上げで、昨日は2%、今日も1.3%下落しています。

中国株下落と、中国人民銀行の人民元高容認で円高という要素もありますが、どちらかというとドル安の流れ。

昨日の2年債の入札で米国債の利回りは低下したこともドル売り要因に。

ユーロドルは1.32台中盤を抜けると次は17日の高値1.3360付近がポイントに。

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中国利上げと人民元の関係

豪ドル12.27.2010

週末のPBOC(中国人民銀行)の0.25%の預金金利、貸出金利の利上げを受け、豪ドルが一時下落しました。

豪州にとって中国は最大の貿易相手国。中国の利上げ→経済減速から豪ドル売りという連想でしたがあっさり反発し、窓埋め達成。

ここから上値をトライするかどうか。

中国の利上げが続いていますが、人民元が固定化されている状況では利上げ効果も半減してしまいます。

温家宝首相は中国政府は利上げにより不動産投機抑制に努めると述べており、やはり不動産価格の上昇と先月のCPIの5.1%の上昇、特に食料品の11%の上昇は中国政府が是非抑えたいところでしょう。

来月の胡錦濤国家主席の訪米に向け、人民元の上昇圧力が高まるでしょう。それ以前に中国政府としても人民元をある程度人民元高に持っていかないと物価上昇を押さえられないので自分で自分の首を絞めてしまいます。

また人民元安を維持するためにPBOC(中国人民銀行)が介入をすればするほど、支柱に人民元がばら撒かれて、過剰流動性となり不動産価格や物価を押し上げてしまいます。

人民元の基準値は12月20日の6.6623から本日は6.6305と人民高方向なので、中国政府も小幅人民元高を容認しているようです。

中国の利上げの株価、豪ドルに対する影響、人民元高の株価、豪ドル、円に対する影響も注目材料になりそうです。

まだ先ですが1月27日20時からインヴァスト証券さんで「2011年前半のマーケットを占う」という題でセミナーを行います。

中国問題も注目いけないかもしれません。

お時間があれば。

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中国、金利引上げ

中国CPI12.12.2010

中国預金貸出金利12.26.2010

中国預金準備率12.27.2010

昨日、中国人民銀行が1年物預金金利と貸出金利を25ベーシスポイント引上げ、預金金利2.75%、貸出金利5.81%にすると発表しました。

金利引上げは10月に続き2度目で、2008年12月23日に金利をそれぞれ2.25%、5.31%に引き下げてから緩和策から中立に戻している傾向が続いています。

チャートはは上から中国のCPI(消費者物価指数)、中国の預金、貸出金利、中国の預金準備率です。

中国のCPIは11月5.1%と政府目標の3%を上回っています。特にCPIの3割を占める食品価格が11.7%と大きく上昇し中国人民銀行としては放置できないレベルに達しています。

また中国の10月の貿易統計は229億ドルの黒字になり、ドルの流入は中国の過剰流動性を増加させ物価上昇の原因となっています。

中国の預金準備率は現在6大銀行(中国銀行、中国工商銀行、中国農業銀行、中国建設銀行、交通銀行、上海浦東発展銀行)が19%、その他が18.5%になっています。

こちらは2010年1月12日に引上げを開始し、今年に入り大手行は7回、その他は6回の引上げになっています。

準備率の引上げで過剰流動性を押さえ込む努力をしていましたが、ここにきて10月、12月と2回金利の引上げも行い中国人民銀行の危機感が伝わってきます。

リーマンショック以前の金利水準まではまだ1.4%ほどあり、準備率引上げ、金利引上げはまだ続きそうです。

中国の金利引上げが株価、円に対して影響(もちろん株価の下落、円高への影響)をどれだけ与えるか、あるいは世界に過剰流動性があふれているために株価にはあまり影響を与えないのか、来年は中国の金融政策も注目材料になりそうです。

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中国のCPI と利上げ

中国CPI12.12.2010

中国のCPIのチャートです。

2008年1月のころは9%あったCPIがリーマンショックで-2%付近まで下落しました。

昨年11月からプラスになりその後上昇、11月は5.1%まで上昇しました。

このCPIの上昇、不動産価格を受け中国人民銀行は預金準備率を0.5%引上げ18.5%とにしました。

中国人民銀行の預金準備率引上げは1ヶ月で3回目、今年になり6回目を中国は急速に引き締めスタンスを強めています。

ちょっと速すぎて、資産価格への影響が心配です。

友人の諸星きぼう氏が第2弾の出版をしました。

「お金は週末に増やしなさい」なかなか刺激的なタイトルですが、ゆっくりとグローバル投資で儲けるという彼の哲学が貫かれている良い本です。

銀行時代のトレーディングの経験を生かすとともに、その後のオーストラリアなどに住んでいた経験を生かして海外から見た日本の視点で投資を考えているところが彼の切り口です。

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