バーナンキFRB議長の議会証言とFOMCの仕組み

FOMCメンバー5.23.2013

昨日は、日銀政策決定会合+黒田日銀総裁記者会見、BOE議事録公表(5月8日、9日分)、ジョーダンSNB総裁発言、バーナンキFRB議長議会証言、FOMC議事録公表(4月30日、5月1日分)と中央銀行ネタ5連発で、結構大変な日でした。

結果としてはニューヨークでドル高、株安になってしまいました。

注目された、バーナンキFRB議長の議会証言では

経済状況次第では量的緩和の加速も減速もある。

時期尚早な引き締めは景気減速や回復の頓挫、インフレ率の一段の低下といった多大なリスクを招く恐れ

と前半はややハト派的なトーンに一時はドル安、株高に。

その後の質疑で

雇用の改善が継続すれば、今後数回の会合で資産購入を縮小する可能性と金融緩和の継続も縮小も

この発言で流れが変わり、ドル高、株安に

そしてFOMC議事録で、金融緩和の減速を主張するメンバーが複数いたことがわかると、株安、ドル高が一気に進みました。

ただこの複数のFOMCメンバーというところが曲者で、この中には今年のFOMCで投票権を持たない

メンバーも含まれます。

投票権を持たなければ、意見は言えても、実際の政策変更のための投票はできません。

それをわかりやすくあらわしたのが上の表です。

これは、昨晩の外為どっとコムさんのセミナーで使った資料です。

セミナー参加のみなさん、お疲れ様でした

FOMCは7人のFRB理事と5人の地区連銀総裁の12人が投票権を持っています。

7人に理事(議長と副議長を含みます)は上の部分。

そして下の表の12人にが地区連銀総裁たちです。

地区連銀総裁は5人が投票メンバーに選ばれますが、毎年メンバーが変わります。

ニューヨーク連銀総裁だけは、金融政策を実行する実行部隊なので、理事と同等に毎年投票権を

持つメンバーになります

ここに中立とタカ派、ハト派の色分けをしています。

これを見てもわかるように、理事会メンバーはほとんどが中立~ハト派でタカ派はいません

今年の地区連銀総裁もタカ派はブラード・セントルイス連銀総裁とジョージ・カンサスシティ連銀総裁の

2人だけですので、ハト派が圧倒的に有利です。

投票権を持たないメンバーが何を言っても、今年はハト派のメンバーが圧倒的に多数。

その意味ではハト派が動かなければ、量的緩和の減速、出口戦略には舵を切れません。

来年になるとブロッサー・フィラデルフィア連銀総裁、コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁、フィッシャー・ダラス連銀総裁が投票権を持ちますので、タカ派が一人増えます。

このようにFOMCメンバーでもハト派か、タカ派か、投票権を持つ人なのか、持たない人なのかということも

考えながらメンバーの発言を聞く必要があります。

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