ユーロ円は100円を割れてしまいました

eurjpy12.31.2011

結局、今年最後の取引日は円高、ユーロ安で終了しました。

ドル円は76円台、ユーロ円は99円台に突入。

ユーロ円の100円にはオプションバリアーがあり、手前の買いで何とか支えられていましたが、最終日にバリアーは粉砕されました。

米国財務省が27日に為替報告書で、8月と10月の円売り介入を支持しなかったと銘記。

12月に介入がなかったこともあり、急激な変動がない限り(どれだけ動けば急激かという問題はありますが)円売り介入が難しいから円買いというコメントもありましたが、やはり円買い、ユーロ売りという今年のテーマに戻ったということです。

100円割れで歴史的という表現もでていましたが、ユーロ円はユーロ発足の直後の2000年10月に88.80付近まで下落していますから、100円割れは2001年6月以来10年ぶりではありますが、歴史的な安値というわけでもありません。

前回もかきましたが2001年6月の2番底をつけた後に(99.70~80付近)ユーロ円は反発し、その後100円を割れませんでした。

ここからサポートになりそうなところは96.70~90付近。

2008年7月の高値169.95起点のフィボナッチエクスパンション2.618倍。

2000年に88円まで下落したときは88.80~96.50で3ヶ月ぐらいレンジになり、11月に96.50~97をブレークして上昇したので、ここからさらに下落すれば96円台中盤がターゲットになります。

ユーロ以外は豪ドル、キウィなどが反発していて、ドル安の流れ出てきています。

ドル安、ユーロ安を円が一手に引き受けて円高になるのが1月のマーケットの流れになるかどうか、1月2日からの動きに注目しましょう。

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イタリア国債入札は期待はずれ

eurusd12.30.2011

イタリア国債12.30.2011

注目されたイタリア3年債と10年債の入札はやや期待はずれでした。

資金調達額は70億ユーロと、目標の上限90億ユーロには届きませんでしたが、それなりに資金調達ができました。

しかし10年債に利回りは6.9%と11月の入札時の7.56%からは低下しましたが、依然として7%近辺の危険水域。

3年債は利回りが5.62%とこちらは11月の7.89%から低下しました。

チャートはイタリア10年国債(赤線)とスペイン10年国債(青線)の利回りです。

イタリア国債は11月の7.5%から12月は一時6%まで下落しましたが再び7%付近で推移しています。

スペイン10年国債のほうは一時6.5%まで上昇しましたが5%付近で安定しており、市場はイタリアに対する信頼のほうが低いことがわかります。

イタリアは来年4月までに900億ユーロ以上の国債償還があるために、この資金の借換えが上手くいくかどうかが来年のユーロの最大のポイントになりそうです。

ユーロドルは1.2858、ユーロ円は100.06まで下値を更新していますが、ニューヨークではやや反発。

ユーロドルは短期的に1.3付近がレジスタンスになっていて、ここを越えれば1.32ぐらいまでショートカバーできそうですが、目先はかなり重い。

ユーロ円もオプションバリアーがらみの買いで100円がかろうじてサポートされていますが、100.70~80付近がレジスタンスになっています。

年末安値をトライするかどうか。

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ユーロクロスが安値を更新しています

eurjpy12.29.2011

euraud12.29.2011

クリスマス休暇明けの海外市場はやはりユーロ売りを仕掛けてきました。

注目されたイタリアの3ヶ月物国債は平均落札利回り3.25%(11月入札は6.5%)応札倍率1.691倍(11月1.5倍)

2年物ゼロクーポン債は平均落札利回り4.85%(前回7.8%)とどちらも好調な結果でユーロドルは一時1.3080付近まで上昇しましたがそこまででした。

売りの材料としては

WSJ(ウォールストリートジャーナル)紙に欧州の銀行の担保不足の記事

ECBへの預金残高増加

バイトマン・ドイツ連銀総裁のECB債券買入増加に対する反対意見

これらがありましたが、どれも売り材料としてはインパクトがなく、クリスマス休暇前のショートカバーで1.32~1.33を超えられなかったことで下落再開となりました。

ユーロ円は100円台前半と安値更新、100円割れ、2001年6月の安値99.80~85付近が次の重要なサポートレベルになります。

前回かいたユーロオージーも下落、1.2770付近まで安値を更新、1.2900付近がレジスタンスになっています。

本日イタリア10年国債、3年国債の入札が注目されますが、流れは完全にユーロ売り、月末のあと2日ですが、月末、年度末のドル買い重要もユーロの下落要因になってます。

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株価と商品の連動で為替はどう動くか

CRBto

クリスマス休暇明けで市場に帰ってくる海外勢の動きが本格化する、今日の欧州市場からの動きが待たれます。

ユーロは相変わらず1.30~1.31で安値安定の動き。

ただリスクオン、リスクオフの観点から見ると、米国株価、商品は12月中旬から反発しています。

ユーロの下落=ドル買いが本物か、リスクオンの流れが本物か、あるいはユーロだけが別物なのか、これからの相場のテーマになると思います。

チャートは8月頃を起点とした、米国株価指数SP500と商品指数のCRB指数の変動を表したものです。

SP500とCRB指数が非常によく連動していることがわかると思います。

あくまで8月時点をゼロとして、そこからどれだけ変動しているかというチャートですから通常のチャートとは違います。

SP500は11月末に3%(8月から)上昇まで下落した後12.6%(8月から)まで上昇した後に8%まで上昇幅を縮小して昨日までで12.6%上昇しています(8月から)

CRB指数も8月から2回11%ほど下落(指数でいうと295レベル)した後、反発して8月から6.43%下落まで反発しています。

昨日はイランの副大統領が原油への制裁があればホラズム海峡封鎖の発言もありWTIは101ドル台まで上昇しました。

欧州問題でユーロの下落が加速すれば、やはりリスクオフで株価も下落するでしょうが、そこが落ち着けばリスクオンで株価は上昇。

ただリスクオンでもユーロの反発は鈍いでしょうから、その場合は豪ドル、カナダ、キウィなどの資源国通貨などでドル売りとなるでしょう。

そうするとやはりユーロオージーの売りがベストチョイスなのかもしれません。

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野田首相・温家宝首相の会談で人民元の取引チャンスは広がるか

野田訪中12.27.2011

ドル人民元12.27.2011

人民元円12.27.2011

野田首相は訪中し25日に温家宝首相と会談しました。

日中には様々な懸念材料もありますが、成長する中国市場をどう取り込むかが日本にとってはチャンスを生かす好機になります。

中国のメディアは「中日は良き隣人であり、ライバルになってはいけない」という新京報の報道などもありました。

野田・温会談では人民元についても話し合われ、今後市場に影響を与えそうです。

両国の合意は

1、米ドル決済が過半を占める日中貿易で円、人民元の決済を増やすために、日本から中国への人民元建て直接投資を促進。

2、外為市場で米ドル経由から円と人民元の直接取引き拡大(人民元円の取引拡大)

3、海外市場での日本企業の人民元建て債券発行の促進

人民元の国際化がより進展する可能性がありますが、貿易量の多い日中の貿易決済を人民元円で行えるようになれば、人民元円のマーケットも面白くなるかもしれません。

現在人民元は規制されていて、CNY(上海で行われる国内ドル人民元取引)、CNH(香港で行われるオフショア、ドル人民元取引)、NDF(オフショアで行われる資金のやり取りを含まない差金決済)の3種類の市場があります。

香港のCNHは中国政府が市場の自由化に向けて試験的に行われているもので、今後拡大していく可能性があります。

人民元が自由化されて、もう少し取引の可能性が拡大すれば、面白い投資対象になるかもしれないので期待しています。

チャートはドル人民元(CNY、上海での終値)、人民元円の動きです。

ドル人民元は2月頃の1ドル=6.6元から6.32人民元に人民元高が継続しています。11月に一時中国からの資金流出が鮮明になり人民元安になりかけましたが、中国政府が人民元高を容認しているために、再び人民元が最高値を更新しています。

人民元円は3月のドル円の介入で13円台を回復しましたが、その後下落し11.90付近が最安値ですがそこがサポートされ、12~12.40付近で7月以降推移しています。

12円割れが重要なサポートになっています。

今後人民元がもう少し使い勝手が良い通貨になれば、トレーディングでも使えるし、中国への株や直接投資の機会も拡大するでしょう。

成長する中国をいかに取り込めるか、中国はすでに日本国債をかなり保有していますが、日中間の金融取引の拡大も様々なチャンスにつながるかもしれません。

日中間の取引の拡大に期待しています。

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日米の投資家の違いを比較してみました

IMMユーロドル12.25.2011

クリック365ユーロドル12.25.2011

クリック365ユーロ円12.25.2011

先週はクリスマス休暇を前にして、海外勢のの取引も縮小し、ユーロドルも1.2950割れで勢いがなくなり1.30を挟んだ動きに終始しました。

一昨日書いたようにユーローオージーは安値を更新していてユーロの下落トレンドは継続しています。

しかし休暇前ということで、勢いがやや衰えました。

ユーロドルの現在のポジションがどうなっているかIMMの通貨先物とクリック365の出来高をチェックしてみました。(日米とは言い切れないかもしれませんが)

グラフは上からIMMのユーロドル、クリック365のユーロドル、クリック365のユーロ円のロングとショートのポジションです。

まずはIMMの通貨先物は12月13日と12月の20日の週は

ロング 35507枚(12・13)→49557枚

ショート151964枚→163254枚

ロング14050枚、ショート11290枚とともに増加しましたが、ユーロショートは163254枚とショートポジションは積みあがっています。

クリック365のユーロドルは

ロング、ショートともに14000枚ほどで拮抗しています。

12月9日あたりまではユーロドルのショートがロングより2倍ほどありましたが、12月12日にはロングが増加しました。

12月12,13日でユーロドルは1.34から1.31まで下落しましたから、ここでクリックの投資家がユーロドルのロングを増やしたことがわかります。

クックの365のユーロ円は

ロングが107887枚、ショートが53082枚とロングが倍ほどあります。

12月7日まではロング、ショートともに70000枚ほどで拮抗していましたが、12月8日以降ロングが増加、ショートが減少しました。

12月9日以降ロングが急増し、ユーロ円が104円台から101円台まで下落する過程でクリックの投資家はユーロ円のロングを増やしています。

16,19日に101円台前半まで下落したとき11万枚まで増加したロングが20日、21日には10万枚まで減少したため102円台では利食いがでていたようです。

このようにみるとIMMの投資家がユーロドルのショートを積み増し、ユーロドルの下落トレンドがまだ継続と見ている、あるいは割と長めにポジションを取るのに比べて、クリックの投資家はユーロドルに関しては冷静に見ていることがわかります。

またユーロ円でも1~2円の動きで利食いがでていることから、割とこまめにトレードしている様子がうかがえます。

あくまで先週までのユーロがらみのポジションから分析してみましたが、日米の違いがあり、わりと面白い結果になりました。

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今週はリスクオンの動きでしたが

週間レンジブログ12.24.2011

チャートは、先週の金融市場の動きです。

クリスマス前で、金融市場の流動性はおちたマーケットでした。

ここまでテーマになってきた、欧州ソブリン問題も8,9日のEU首脳会議で期待はずれの結果になり、ユーロが売り込まれてイベント終了でした。

今週はECBの36ヶ月LTRO(資金供給オペ)がありましたが、結果は昨日書いて通りでした。

今週の主要通貨の動きは対ドルで0.2~0.3%の変動、週間のレンジも1~2%と小動きになりユーロドルも0.2%の変動でした。

そのなかで大きく変動した通貨は豪ドル、キウィ、カナダのオセアニア、資源国通貨でした。

豪ドル、キウィは2%ほど上昇、ドルカナダも1.6%上昇しました。

対円でも、豪ドル円が2.1%、キウィ円が2.3%、カナダ円も2.1%の上昇となりました。

一方商品はゴールドが0.3%、WTIが6.5%の上昇とまちまちでした。

商品の上昇が資源国通貨をサポートしたともいえます。

主要国の株価を見ると、日経は0.4%上昇とさえなかったですが、ハンセン+3.19%、DAX+4.02%,ダウ+3.6%、SP500+3.7%と世界的に株価が上昇しました。

結果を見ると世界的にリスクオンの流れになりましたが、ゴールド、ユーロドルなどの上昇は弱く、ユーロドルは欧州ソブリン問題に影響されているようです。

豪ドル、キウィなどがリスクオンの動きにより敏感に反応した1週間でした。

来週以降クリスマス明けに海外勢が、この動きをフォローするのかどうかに注目しています。

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ECBの資金供給オペは効果があるか

euraud12.23.2011

ECBのLTRO(長期資金供給オペ)に対し523の金融機関が4892億ユーロを応札しました。市場予想は3100億ユーロを大幅に上回りました。

このLTROは3年間政策金利の平均値(今なら1%)で調達ができて、1年たつと早期返済が可能な銀行にとってはおいしい資金調達手段です。

市場で資金調達が難しくなっている銀行にとっては2~3%も低い金利、長い期間資金が調達できます。

今回この資金供給オペにはイタリアの銀行が2全体の25%の資金を調達したといわれています。イタリアの銀行は資金繰りをECBに頼るようになっていて6月には410億ユーロ、11月には1530億ユーロもECBからお金を借りています。

今回資金調達した資金がイタリア国債やスペイン国債の購入に向かい、(銀行にとっては低い金利で調達しより高い利回りの国債に投資すれば運用益が生まれます)これらの国債が上昇(利回り低下)すれば銀行のバランスシートも回復し、市場の緊張も落ち着き万々歳ですが、なかなかそうもいきません。

銀行はまずは資金調達でユーロの資金繰りを確保します。そして欧州の銀行はドルの資金調達にも苦労していますから、このユーロを利用してユーロドル売り(貸し)・ドル買い(借り)の為替スワップでドル資金を調達してドルを確保します。

現在このスワップはドルの調達のためにプレミアムの金利がついており、スプレッドが拡大しています。要するに欧州の銀行がドルの調達するための環境は依然として悪化しているということです。(これはドルのライボー金利が上昇し続けていることでもわかります)

このようにまずはユーロの資金調達、ドルの資金調達、残れば国債購入にも資金が向かうでしょうが、その部分は未知数なのでECBの長期資金供給オペが今後どれだけ欧州国債市場の回復をサポートできるかは未知数です。

チャートはユーロオージーの週足です。

ユーロオージーはリーマンショック後の1ユーロ=2.1140付近から2010年12月に1.2930付近まで下落しましたが、その後1.2930~1.4340のレンジで推移していました。

ユーロの下落で11月からユーロオージーも下落を始めとうとう1.2930の安値を割れて1.2835と安値を更新してしまいました。

今週のユーロドルは1.3台を回復し、やや底堅い展開となりましたが、資源国通貨オージーのリバウンドはもっと大きく、ユーロオージーの下落が目立ちました。

株価の反発、オージーの反発でややリスクオンの動きになっていますが、ユーロだけは欧州問題で戻りが弱く、リスクオン、リスクオフでもそれぞれの通貨で動きが変わってきています。

クリスマス明けでこの動きが加速するのであればユーロオージーの安値は更新されるでしょうから、ユーロオージーの動きに注目しています。

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ユーロドルの戻りはどこまでか

IMM通貨先物12.21.2011

eurusd12.21.2011

昨晩の海外市場はECBの36ヶ月資金供給オペを控え、スペイン短期国債の入札が好調だったこと。

ドイツIFO業況指数が107.2と前回106.6、予想の106.1を上回ったこと。

米11月の住宅着工が年率68.5万戸と10月の62.7万戸から9%以上増加。

これらを材料にリスクオンのマーケットとなり、DAXは+176.32、ダウは+337.32、ゴールドは+20.9ドルとリスクオンの流れが加速しました。

ユーロドルも1.3040~50のレジスタンスをブレークし1.31台まで反発しています。

チャートは先週のIMM通貨先物のポジションとユーロドルの時間足です。

IMMの通貨先物ではノンコマーシャルのポジションが11万枚のユーロショートと大きく膨らんでいました。

IMMのポジションだけで世界中のポジションをかたるわけには行きませんが、クリスマス前にユーロドルの売りが加速し、オプションバリアー、ストップなど1.2950まで粉砕し目先のポイントはすべて示現してしまいました。

まだ1.28付近のオプションバリアー、ストップは大きいようですが、クリスマス休暇を前に目先は短期のショートだけが残ってしまい、エネルギーのないマーケットでジワリとショートカバーされているのが現状でしょう。

これで欧州ソブリン危機終了というわけではないので、まだまだ売り場探しなのでしょうけど、新たな動きがでるのはクリスマス明けか、新年明けになるのではないでしょうか。

1.3150~60レベルが1.2945からのフィボナッチエクスパンション1.272倍で12月12日に一時サポートをしたレベル。ここが短期のレジスタンスで抜けると次は1.618倍が1.3210付近。

そこを抜けると1.3270~80付近が下落前のサポートだったので、ポイントになるでしょう。

抜けると1.618倍が1.3350付近なので、最大その付近までのショートカバーの可能性はあるでしょう。

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介入資金拡大で市場を牽制か

介入の仕組み12.20.2011

20日の閣議で2兆5345億円の2011年度第4次補正予算とともに、介入資金の原資となるFB(政府短期証券)の発行限度額を165兆円から195兆円に引き上げました。

11月の第3次補正予算でFBの発行限度額は150兆円から165兆円に引き上げられたばかりでしたが、再び引き上げられ、いつでも大規模介入ができるぞという準備をしているのでしょう。

上の図は介入の仕組みです。

今回引き上げられたのFBの発行限度額ですが、介入は外国為替特別会計という特別会計の枠内で行われており、この図では150兆円となっていますが、これは11月までの数字で、これが現在165兆円、閣議の決定を受けて195兆円になります。

報道では日銀の市場介入となっていますが、実は介入は資金の調達も、介入の決定も財務相が行っており、日銀はエージェント(代理店)でしかありません。

財務省が日銀に短期証券発行

日銀が短期国債の対価で円資金を財務省に支払い

この円資金を日銀を通じて(日銀に指令をだして)円売り外貨買いの介入を行う

財務省はマーケットで短期証券を発行して円資金を調達

この円資金を日銀に支払、日銀が発行した短期証券を償還

これが介入の方法で図にかいてあるのが、この仕組みです

図の中で外貨利子収入というのは介入で買ったドルやユーロで債券を購入して、その債券の利子収入が2.26兆円あったということです。(数字はすべて昨年度のものです)

その利子収入のうち一般会計に0.23兆円出して、国債整理基金特別会計という国債の償還を行なう特別会計に1.04兆円出しています。

つまり外債を買って獲得した利子収入を一般会計と特別会計で使っています。

これが一時民主党がさかんに宣伝していた埋蔵金(官僚が握っている特別会計の仕組み)のひとつです。

外国為替特別会計という特別会計を通じて財務省は、外国債券で獲得した利子を、資金繰りでつかっており、確かに年間2~3兆円の儲けがあるのですが、過去の介入の平均レートは99円といわれており、その分為替差損が数十兆円生まれているといわれています。

正確な数字はわかりませんが、損切りしなければ実現損にはなりませんが、また過去に金利収入がかなり長い間蓄積しているので、金利収入で為替差損はある程度埋め合わせできます。

とはいえ売れない米国債を抱えていつまでも、150兆円という資金を主にに米国債に貼り付けているのは米国と心中するならいいのですがいかがなものでしょう。

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