バーナンキ発言後はリスクオン

VIX指数8.30.2011

8月は米国の格下げをきっかけに、米国経済の減速、欧州信用問題が燻り続けることなどからリスクオフ(リスク回避)が加速しました。

チャートはVIX指数の日足です。

8月に入りそれまでの15~25のレンジから一気に48まで上昇しました。

48.20が2009年前半のリーマンショック後に落ち着いてからの高値です。(ギリシャショックから5月にニューヨークダウが1000ドル暴落した付近です)

8月に入りVIX指数は30.81~48で推移し高止まりししていましたが、昨日は全般的にリスクオン(リスク志向)の流れで32.28で引けました。

26日のバーナンキFRB議長の講演ではQE3については言及しませんでしたが、9月のFOMCを1日から2日に延長したことでQE3の期待感が継続しました。

またギリシャの第2位のEFGユーロバンクと3位のアルファバンクの合併でカタール投資庁の資金が17%出資されたことも好材料になり欧州株が上昇しました。

欧州株の上昇と米国の7月の個人消費支出が0.8%と予想の0.5%を上回ったことも交換されニューヨークダウも+254.71ドルの上昇となりました。

ここから今週は雇用統計があり予断を許しませんし、欧州信用問題も引き続き要注意です。9月20~21日まではQE3期待もあり雇用統計で悪い数字がでなければ、期待からリスクオンの動きが継続する可能性があります。

ただ去年も8月末は日銀の金融緩和期待が失望になりリスクオフになっています。

バーナンキ期待、また今日誕生するであろう野田政権への期待(あまり期待もありませんが他の候補よりは経済に明るかったかもしれません)があまり大きいと足元をすくわれるので慎重に方向を見極めたいところです。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

バーナンキ議長の思惑は

マーケットは膠着状態ですが、やはり本日のバーナンキ発言待ちです。

カンザスシティ連銀がワイオミング州ジャクソンホールで毎年開催する経済政策シンポジウムは、世界各国の当局者やエコノミストを招いたシンポジウムです。

今年のテーマは「長期的な経済成長の最大化」、バーナンキFRB議長の講演テーマは「米国経済の短期的・長期的見通し」で本来FRBの政策を述べる場所ではありません。

しかし昨年8月にバーナンキ議長がQE2について述べたことや、議長が7月14日以降公の場で金融政策を語っていないので注目されています。

ちなみにカンザスシティ連銀のホーニング総裁はタカ派として有名で、昨年のFOMCではすべて反対票を投じました。

そんなにタカ派的ならハト派のバーナンキ総裁をシンポジウムに招待しないという手もあります。(これは冗談ですが)

で議長が今回QE3を示唆する可能性は低いのではないかというのが、市場のコンセンサスです(とはいえ期待感から、昨日はリスクオンになっていますが。

8月9日のFOMCでQE2.5とも呼べる超低金利を2年は据え置くとした直後なので、ここから劇的な金融緩和とはならないでしょう。

おそらく、米国の経済状況の説明に多くの時間を費やし、去年同様なら中央銀行としての市場との対話について、FRBが行える様々な政策手段の説明をする可能性が高いです。

政策手段としてはQE3,FRBのポートフォーリオの平均残存期間の長期化、FRBに預け入れている銀行の超過預金準備金につけている付与金利の引き下げが考えられます。

ポートフォリオの長期化というのは現在FRBは2~5年債、5~7年債の保有割合が多いのですが、この債券の年限をもっと長いものを購入することにより、より長い長期金利を引き下げて住宅市場などを刺激するというものです。

また超過預金準備金の金利というのは銀行がFRBに預金準備として預けている預金の金利を引き下げて、超過分をFRBから銀行に向かわせる=その資金が菓子などに向かう可能性という政策を目指すものです。

市場ではこれらのことをしゃべるのではないかと予想していますが、もしQE3を示唆するようなことを言えば、株価上昇、ドル安となるでしょうが、それはないのではないでしょうか。

8月27日(土)は投資LABさんで「FXトレード予備校・夏季集中講義」の2回目があります。3回シリーズですが1回毎に聞いても効果がある構成になっています。

今回はファンダメンタルズとテクニカルをトレードにどのように利用するかについて中心に講義をします。

また1回目の講義の視聴もできます

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

ジャクソンホール前にポジション調整

金先物8.25.2011

銀行株指数8.25.2011

明日のジャクソンホールでのバーナンキFRB議長の講演を前に、マーケットはポジション調整の動きになりました。

FOMCで2年間、超低金利を据え置くと宣言したばかりなので、今回はQE3は無いのではとの観測が優勢です。

昨晩の米系シンクタンクからもQE3に関しては言及しないとのリポートが出ていました。

超低金利の2年間据置き宣言はQE2.5という意見もあり、今回はこの効果をしばらく観察というところではないでしょうか。

チャートはニューヨーク金先物と銀行株指数です。

金は1900ドルから200ドル弱の急落で、ロングが振り落とされています。

欧州諸国が財政難から売却との噂もあったようです。

1700ドルのサポートレベルが重要なポイント。

銀行株指数は34.57$の安値から37.73$に3.34%上昇。

銀行株の上昇が米国株を押し上げました。

米国債も売られ10年債利回りは2.3%付近まで上昇し、ドルのサポート要因になりました。

ドル円の久々の77円台。

格下げの影響が結果として後から効いてきたのかもしれません。

先月行ったHSフュチャーズさんでの商品とのコラボセミナーを8月28日(日)10時から行います。

大橋ひろこさんHSフューチャーズさんの商品アナリスト田栗さん渡邉さんと為替、貴金属、原油ののお話しをします。

昨日打ち合わせをしましたが、面白いものができそうです。最近商品と為替の連動性も強いので、御興味があればのぞいてみてください。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

日本格下げの影響は

ムーディーズが日本政府の格付けをAa2からAa3に引き下げ、見通しを安定的としました。

ムーディーズは5月31日に格下げ方向で見直しとしていたためにサプライズはありませんでした。

ムーディーズの日本に対する格付けは

1998年11月17日にAaaから陥落しAa1となりました。

2000年9月8日  Aa1からAa2に格下げ

2001年12月4日  Aa2からAa3に格下げ

2002年5月31日  Aa3からA2に格下げ

2007年10月11日 A2からA1に格上げ

2008年6月30日  A1からAa3に格上げ

2009年5月18日 Aa3からAa2に格上げ

日本は2007年から格上げされてきましたが、久々の格下げになりました。

格下げは原因は首相がころころ代わり、根本的な財政赤字削減と税と社会保障の改革を行う妨げになっているところにあります。

ただ短期的には日本の投資家が国債を優先的に買っているために、資金の調達コストは低く見通しは安定的としました。

日本の個人金融資産は1476兆円ですが2年ぶりに減少しました。

国と地方の債務残高は878兆円で、まだ余裕がありますが高齢化と少子化により残された時間は限られています。

リアルタイム財政赤字の増加を見るとなかなか怖いものがあります。

8月27日(土)は投資LABさんで「FXトレード予備校・夏季集中講義」の2回目があります。3回シリーズですが1回毎に聞いても効果がある構成になっています。

今回はファンダメンタルズとテクニカルをトレードにどのように利用するかについて中心に講義をします。

また1回目の講義の視聴もできます

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

オージーは底打ちしたか

本日HSBCが発表した8月の中国PMI(購買担当景気指数)は49.8で

7月の49.3から改善しました。

指数は景気の分岐点の50を下回りましたが3ヶ月ぶりの高い水準で

HSBCのエコノミストによるとGDP9%、12~13%の鉱工業生産の伸びを維持できる

水準と指摘しています。

またバッタリーノ豪中銀副総裁は資源ブームでインフレ見通しは上ぶれだが、豪経済成長率は予想を下回る。

豪ドルの売り介入をしても大きな効果がないと発言しました。

これらを材料に豪ドルはアジア時間の1.0420付近を底に1.05台まで反発しましたが、再び1.04台後半に下落。

先週1.06台から1.03台まで下落した豪ドルは一旦底打ちしていますが、1.10からの下落のコレクションなのか、大底をつけたのか1.05~1.06台を完全に抜けられるかどうかがキーになりそうです。

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

日銀介入の可能性は

金曜日はWSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)紙の中尾財務官のコメントで介入を日常的な手段として用いないところが強調され76円割れまで下落し安値を更新しました。

協調介入の可能性はなく、単独介入に関しても欧米は冷ややかな見方をしている中、単独介入はもちろん可能ですがどここまで効果が期待できるかとなると、前回の80円のせで4.5兆円使ったことを思えば限定的といわざるおえないでしょう。

しかし日銀もレートチェックをしてみたり、手段が限られたなかでも工夫をしているaあとは見えるのですが......

ただ米国の長期金利は、FOMCでの声明や米国経済の減速、株価の下落で急低下。

日米10年債の金利差も1%強まで縮小しています。

これでは米国債に投資する妙味も薄れます。

今週のバーナンキFRB議長のジャクソンホールの講演で昨年はQE2を示唆しましたが、さすがに今回はQE3とはならないでしょう。

とはいえFRBが金融緩和を強化する中で日銀が資産買取枠を40兆円から50兆にしたことでは追いつかないのが、今回の円高進行に一因になっています。

ドル円は介入もどきで77円台前半まで上昇しましたが、今日の1シグマは77.15、ほぼピタリととまりました。

1シグマの下限は76.95.76.50付近がサポートされていますが本日はこのレンジで推移でしょう。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

ドル短期金利上昇の謎は?

ドルライボー3ヶ月物

昨晩のニューヨークダウは一時マイナス500ドルを超えリスク回避の動きが加速しました。

フィラデルフィア連銀指数の悪化(-30.7、予想2)や7月の米中古住宅販売の悪化(467万戸、予想493万戸)も影響しました。

銀行株を中心とした欧州株の下落もきっかけになりました。

米紙WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)がFRBが欧州の債務危機が米金融システムに波及する可能性への懸念から欧州の銀行の米国部門に対する監視を強めていると報道しました。

欧州の銀行が信用不安から資金繰りに影響を与えているのではないかとの疑心暗鬼が市場にはあります。

米国債は質への逃避で資金が集まり長期金利の低下(価格の上昇)が見られますが、短期金利はむしろ上昇しています。

チャートはドルラーボー3ヶ月物の金利ですが8月はじめの0.26%から0.298%に上昇しています。

あきらかにドルの短期資金の調達圧力がかかっています。

これはリーマンショック時にも見られましたが、危機が起こると資金は安全性を求め株や商品から格付けの高い債券に向かいます。

しかし資金繰りの必要から短期の資金はタイトになります。

今そのそうな状況になりつつあり、これは欧州信用問題や株価下落により資金が逃げている状況でリスク回避の動きが加速する可能性があります。

この悪い流れを断ち切るには自立反転というよりは、やはり来週のジャクソンホールでのバーナンキFRB議長のスピーチに期待がかかるのでしょう。

8月27日(土)は投資LABさんで「FXトレード予備校・夏季集中講義」の2回目があります。3回シリーズですが1回毎に聞いても効果がある構成になっています。

今回はファンダメンタルズとテクニカルをトレードにどのように利用するかについて中心に講義をします。

また1回目の講義の視聴もできます

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

7月は貿易黒字でした

財務省から7月の貿易統計が発表されました。

輸出が5.78兆円、輸入が5.7兆円で720億円の黒字でした。

黒字は2ヶ月連続でしたが、昨年の7月は7800億円の黒字でしたから黒字額は10分の一になってしまいました。

これは輸出が3.3%減少、輸入が9.9%増加したためです。

減少した輸出は船舶、半導体、自動車などです。

輸入は19ヶ月連続で増加し、原油(+19.1%)天然ガス(+47.6%)石油製品(+46.6%)が増加しました。

輸出は部品供給の回復で持ち直しつつありますが、電力問題、海外景気減速、円高の影響などで頭打ちになる可能性があります。

地域別に見ると

アジア 6800億円黒字(中国730億円赤字)

米国  4180億円黒字

欧州  1240億円黒字

中東  8680億円赤字

豪州  2780億円赤字

ロシア 330億円赤字

カナダ 250億円赤字

ブラジル580億円赤字

フランス220億円赤字

イタリア328億円赤字

やはりアジア、米国で稼いで資源輸入先の中東、オーストラリア、ブラジル、カナダ、ロシアなどは資源輸入で赤字という構図が鮮明です。

アジアでも中国を除き(香港には黒字)インドネシアやマレーシアなどは資源輸入で赤字になっています。

欧州でもフランスとイタリアには赤字。これはブランド品、ワイン、食材のせいでしょうか。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

スイス政府の会議(16時から)通貨高対策はでるか

eurchf8.17.2011

主要通貨が方向感のない中、スイスフランの売りが継続しています。

8月11日にSNBのジョルダン副総裁が、スイスフランのユーロへのペッグ(固定)の可能性を示唆して以来スイスフランは下落しています。

ドルスイスは最安値0.7066→0.7995

ユーロスイスは最安値1.0066→1.1480

スイス円は高値108.75→96.12

とスイスの下落は鮮明です。

一部にはユーロスイスを1.15にペッグなどの噂もでていましたが、スイスフランのペッグやターゲットの設定には無制限の介入をしなければなりません。

ここのところスイスのCPIはSNBのターゲットの2%よりかなり低いところにあり、その意味ではスイスフラン売り介入を行ってスイスフラン安にすることは可能です。

しかし本当にペッグ制が行われるかどうか、何もなければ一旦スイス売りの利食いがでるかもしれません。

東京時間の16時に開催されるスイス政府の会議で通貨高対策がでるのかどうかが注目材料です。

先月行ったHSフュチャーズさんでの商品とのコラボセミナーを8月28日(日)10時から行います。

大橋ひろこさんHSフューチャーズさんの商品アナリスト田栗さん渡邉さんと為替、貴金属、原油ののお話しをします。

昨日打ち合わせをしましたが、面白いものができそうです。最近商品と為替の連動性も強いので、御興味があればのぞいてみてください。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

税金は誰が払うべきか

リーマンショックで金融市場が危機状況になり、経済環境も悪化したことを受けて、世界各国は金融政策でまずは低金利で金融市場をサポートしました。

その後に財政政策で政府の支出を増やして、経済を活性化して何とか危機を脱しました。

それから3年たち財政支出とつけを返さなければならなくなり、市場は各国政府に財政赤字削減か増税を求めているのが最近の米国の格下げ問題、欧州の信用問題の本質です。

おまけに来年は米国大統領選挙、フランス大統領選挙、ロシア大統領選挙、中国首脳部の交代と大国の政治的節目が来ていることも問題をややこしくしています。

財政赤字削減は待ったなしですが、急激な赤字削減あるいは増税は減速しつつ経済にダメージを与えます。

1997年の橋本内閣での消費税の3%から5%の引上げが、回復しつつあった経済にダメージを与え、その後の金融危機、デフレへのきっかけになったとも言われています。

今のように経済が減速し、政治的に選挙前の状況だと思いきった策が打てないために、金融政策に頼る傾向もあり、各国の中央銀行が低金利、量的緩和をけいぞくして経済が回復するまでの時間稼ぎ(中央銀行はこれを時間軸効果とかいうわけのわからない言葉でごまかしていますが、ようは時間稼ぎ)するしかない状況です。(先進国の話で新興国は逆に利上げに追い込まれている状況)

米下院歳入委員会のケビン・ブレディ議員(共和党)は大手企業の本国送金の税率を35%から5.25%に引き下げるいわゆるHIA(本国投資法)うぃ主張しています。

1.5兆ドルといわれる米企業の海外利益を米国に戻し投資に活用してもらうというこの減税策は、減税の中では比較的民主党も乗りやすい案ですが、大企業への優遇策と反対する民主党議員も多く、この法案が通ればドル高になる可能性も高いのですが不透明です。

一方著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、政府は金持ちを甘やかすのをやめて100万ドル以上の高額所得者の増税を行うべしとの正論を吐いています。

私もバフェット氏のようにたくさん稼いで喜んで税金を払いたいものです。

8月27日(土)は投資LABさんで「FXトレード予備校・夏季集中講義」の2回目があります。3回シリーズですが1回毎に聞いても効果がある構成になっています。

今回はファンダメンタルズとテクニカルをトレードにどのように利用するかについて中心に講義をします。

また1回目の講義の視聴もできます。

ランキングに参加しています

記事がお役に立ちましたらポチをお願いします

にほんブログ村 為替ブログへ

人気ブログランキングへ

Share on Facebook
Pocket
LINEで送る

1 / 212