円はそんなに強くない?

日銀実効為替レート7.29.2011

ドルもダメ、ユーロもダメで結局スイスと円が買われています。

チャートはセミナーでも説明した日本銀行の実効為替レートです。

日銀のHPで見ることができます。

赤線が名目(実際の)ドル円レートで左側の目盛です。

青線が実質実効為替レートです右側の目盛です。2005年を100として計算しています。ドル円が77円台と史上最安値にもかかわらず実効為替レートは100付近で、歴史的に見るとむしろ円安局面です。

1985年のプラザ合意でドル円は250円から120円へ下落しましたが、ここで実効レートは80から120に上昇(円高)に向かいました。

そして1985年に79.75の最安値の時に実効レートは150と円の最高値を記録しました。

しかしその後、実効レートはドル円の下落(円高)にもかかわらず80まで下落(リーマンショック直前)、リーマンショック後のドル円の下落で110ぐらいまで円高に向かいましたが、現在ドル円が史上最高値にもかかわらず100付近にいます。

実質実効レートは日銀の説明によると、2国間の比較ではわからない円の相対的な実力を測るために貿易額等で相対的なレートとしています。

2000年ぐらいまではドル円の名目レートとほぼ連動していましたが、そこから乖離がでてきており、米国以外の国との貿易のウェートが高まったために、その国の為替レートの関係でドル円が円高でも円は相対的にそんなに強くなっていない状況が続いているということでしょう。

資源などはドルで取引しますから強い円(対ドル)で買って弱い円で輸出ができればベストなのですが、ドル円がこんなレベルでもあまり円高でないとなれば、もっとドル円が下落する可能性があるのかなと思ったりもします。

いよいよ明日に迫りました投資LABさんで「FXトレード予備校・夏季集中講義」と題して3回連続シリーズの講座の第1回目を行います。

初歩から学びたい人、もう一度基礎を学びたい人のための講座です。

わりと良い資料ができたと思います、ご期待ください。

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中国は分散投資で羊に投資?

nzd7.28.2011

ロイターによるとSAFE(中国国家外為管理局)は3.2兆ドル(250兆円!!)の外貨準備の運用先を引き続き分散すると表明しました。

第2四半期は1528億ドル(12兆円)外貨準備が増加というのじゃ1ヶ月500億ドル=4兆円。日銀の大規模介入2~3回分ですね。

これが毎月積みあがっていく中国はブラックホールです。

輸出で稼いだドルを中国人民銀行が吸い上げて人民元をばら撒くからインフレがますます加速。

準備率を引き上げて人民元を何とか吸収している状態。

運用先をさらに分散ということはユーロや豪ドルを買うのでしょうか。

チャートはニュージーランドドルです。

0.82付近の歴史的高値をブレークして0.87台まで上昇。春先に中国が60億ドルニュージーランドに投資を表明してから上昇が止まりません。これも外貨分散の一環なのでしょう。

そういえば中国の不動産会社がニュージーランドの牧場に投資という記事も出ていたので、これは民間ですが羊に分散投資するのでしょうか。

おまけに本日はRBNZから利上げをにおわす発言も出ている。

キウィもここまでくると0.88とか0.9とかきりのいいところまでいってしまうかも。

本日20時よりインヴァスト証券さんでネットセミナー行います。

「年後半のドルの行方、ユーロ、円、新興国の関係」というテーマです。

QE3、米国の財政問題、ユーロの信用問題をどう理解するか。

歴史的な円高ですが実はそれほど円高ではない?という謎

今後ますます注目される人民元(ウォン、ルピーとともにクリック365にじょうじょうされます)などの新興国通貨のことについても話します。

新興国通貨は情報が少ないと思いますが、これから注目なのでいろいろと情報配信をしていく予定です。

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米国は8月15日の利払いをできるか?

米10年債利回り7.26.2011

東京時間のオバマ大統領の演説でも目新しいことがでてこないで、失望感からドル売りになっています。

オバマ政権と共和党の意見にはまだ隔たりがあります。

まず共和党は小さな政府を目指し、減税、歳出削減が根本方針です。

民主党は大きな政府で社会福祉を充実させることが方針です。

オバマ大統領は富裕層に増税、共和党はここだけは譲れない、逆をいえば歳出削減という方向では妥協が可能じゃないでしょうか。

その時削減するのが軍事費なのか、医療費なのか、福祉費用なのかというところが問題点でしょう。

また民主党は債務の上限引上げを来年の大統領選挙まで持つように大幅なもの、共和党は逆に小幅な引上げで再度交渉というところが争点になっています。

さて米国債がAAAの最上級から滑り落ちる可能性とかいわれている割には米国債は対して売られていないような気がします。

チャートは米10年債利回りですが、上昇しても3%近辺です。

8月2日が本当のリミットでなく8月15日という説もあります。

8月15日は米国債の利払い日なので、そこで利払いができなくなるのはさすがにまずいでしょうから、そこまでで決着がつくのでしょうね。

7月28日(木)20時よりインヴァスト証券さんでネットセミナー行います。

「年後半のドルの行方、ユーロ、円、新興国の関係」というテーマです。

QE3とユーロの信用問題をどう理解するか。

今日ブログで書いた米国債の格付け問題に関して。

今後ますます注目される人民元(ウォン、ルピーとともにクリック365にじょうじょうされます)などの新興国通貨のことについても話します。

新興国通貨は情報が少ないと思いますが、これから注目なのでいろいろと情報配信をしていく予定です。

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ユーロドルの重要レジスタンスは

eurusd7.25.2011

ムーディーズによるギリシャ格下げ(Caa1→Ca)によりユーロは1.4350割れまで下落しています。

ギリシャ支援が決まりましたがユーロドルは1.45~1.46の前回高値付近を抜けられずに下落中。

金曜日はイタリア2年債の下落、欧州の大手行の株価の下落などがあり、やはり欧州の信用問題は燻り続けています。

ギリシャはすでにデフォルトなので、次にターゲットになるのはスペインかイタリア。

1.43台前半がサポートレベルですが、これだけの材料でも1.45~1.46台が抜けられなければユーロは中期的に下落になってしまうかもしれません。

7月30日に投資LABさんで「FXトレード予備校・夏季集中講義」と題して3回連続シリーズの講座の第1回目を行います。

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久々の貿易黒字です

6月分の貿易統計が出ました。

輸出は5兆7759億円で1.6%減少(4ヶ月連続)

輸入は5兆7052億円で9.8%増加(18ヶ月連続)

差引は707億円の黒字で89.5%減少(3ヶ月ぶり黒字)

震災の影響で輸出が減少していたのがようやく回復してきたようです。

輸出は4月に12.4%、5月に10.3%減少しましたがこれは震災の影響で、一時的な原因です。

一方輸入は昨年6月から連続増加でその増加率も9~26%と毎月コンスタントに増加しています。

ということは日本の貿易黒字が減少しているのは輸出が減少しているというよりは輸入が増加しているためです。

これは日本が部品や素材をアジアに輸出し完成品を輸入する貿易になってきたことと、やはりエネルギー価格が上昇している影響、特に原油の上昇が原因です。

ということはここからもし円安にいくと貿易赤字がもっと増えるかもしれない?

私はそう思うのですが、今日の日経新聞によると経済同友会トップ、日本商工会議所のトップは揃って1ドル70円台は異常で介入の時期と述べてます。

もちろん産業の空洞化ということもあるのですが、今の状況円安にいくと悪い物価上昇になるリスクもあり、円高=悪という考えは変えたほうがいいと思うのですが。

7月28日(木)20時よりインヴァスト証券さんでネットセミナー行います。

「年後半のドルの行方、ユーロ、円、新興国の関係」というテーマです。

QE3とユーロの信用問題をどう理解するか。

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スイスがドイツ人の脱税分を返還

eurchf7.20.2011

ユーロスイスが乱高下しています。

7月はじめの1.23台から月曜日は1.1403と1000ポイント近く下落しスイス高がすすんでいましたが1.14台からは1.16台に急反発。

昨日はこの時間からスイス系がユーロスイスを買い捲り100ポイント上昇し介入かと噂になりました。

その元になったのがドイツ紙ハンデルスブラットの記事。

スイスの銀行がスイスの銀行に口座を持つドイツ人の脱税に対し、ドイツ税務当局に最大100億ユーロの支払を行うことに合意したのとニュース。

まず40億ユーロの支払で、最大100億ユーロになるというものです。

このニュースにユーロスイスは100ポイント上昇し1.1650付近まで上昇後、スイス勢が帰ったニューヨーク後場には100ポイント下落。

その後堅調に推移し1.16台を回復しています。

史上最安値をつけたユーロスイスが底を打ったのかどうか。

ユーロスイスは2007年10月の1.68から1.14まで32%も下落、日本同様スイス高に苦しんでいますが、こんなニュースで反発したりしたらドイツ人の脱税がスイス高を止めたことになるかもしれません。(かなり胡散臭い話しですが)

先月行ったHSフュチャーズさんでの商品とのコラボセミナーを7月24日(日)10時から行います。

大橋ひろこさんHSフューチャーズさんの商品アナリスト田栗さん渡邉さんと為替、貴金属、原油ののお話しをします。

昨日打ち合わせをしましたが、面白いものができそうです。最近商品と為替の連動性も強いので、御興味があればのぞいてみてください。

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コアラが勝つか羊が勝つか

オージーキウィ7.19.2011

RBAの議事録の発表後、オージーの下げが目立ちます。

議事録では、貿易収支の好調さ、鉱山向けの投資が活発で豪経済は中期的に明るい。

国内のインフレ圧力を評価するためには、さらに時間をかけることが賢明として、7月27日発表の第2四半期のCPIに注目が集まります。

ある時点で引き締めが必要になるとの表現が削除されたことにより、RBAの金融スタンスが引き締めから中立的に変更したとマーケットが判断したことが、豪ドルの下げ要因になりました。

年内1度の利下げ説も出てきており(短期金利が0.1%ほど低下の予想)、豪ドルにはおもしになっています。

チャートはオージーキウィの週足です。

オージーキウィは2008年10月の1.0635から3月に1.3790まで上昇した後に下げに転じて1.2550付近で推移しています。

豪ドルが5月に1.10の高値をつけた後に1.06台まで下落していますが、キウィは2009年3月の0.49から直近0.85台まで上昇して歴史的な高値まで来ています。

目先1.25がサポートされていますが、ここを抜けると1.0635~1.3790の50%戻し、また1.3790起点のフィボナッチ・エクスパンション4.236倍の1.2200~10付近が次のターゲットになります。(38.2%が1.2590で現在この付近で推移)

そうなるとキウィがますます上昇というよりも、豪ドルが下落するのではないかとみています。

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結局どの通貨が買えるんのでしょうか?

円インデックス7.14.2011

ECBの欧州周辺諸国(ギリシャ、ポルトガルなど)債券購入が功を奏して、欧州債券市場が一服するとともにユーロドルは反発しショートカバーが加速しました。

昨日のブログでQE3について書きましたが、バーナンキFRB議長が半期に一度の議会証言でQE3について言及、偶然の一致とはいえビックリでした。

経済状況によってはQE3もあるよという可能性を述べただけというアナリストの人もいますが、両方の意見を述べるにしろQE2終了直後にQE3が議論されていることに言及したことはマーケットにインパクトを与えました。

バーナンキ議長は経済の状況がさらに悪化し、デフレ状況がすすめばQE3も健闘しなければならないと述べました。

QE3の方法としては、

1、今の資金ジャブジャブの状況(専門用語で言えば政策金利やバランスシートの規模)をいつまで続けるのか期間に関してより明確に示す。

2、債券購入を再開する、あるいは残存期間(償還までの期間)を延長

3、銀行がFRBに預ける準備預金の金利0.25%を引き下げる。

3に関しては結局インターバンクで資金がジャブジャブでも、安全な預け先のFRBの準備預金に金がいってしまい貸出しに回らないので、金利を下げて資金を市中に回すということです。

QE3があるかどうかわかりませんが、期待感からドル売りに、しかしユーロも不安。

結局、円とスイス市か買うものがないということで円高、スイス高に。

チャートは円インデックス。昨日はクロス円が上昇したので、円台一服ですが、今日はまた円高です。

震災直後の128.79の高値にはまだ余裕がありますが、このチャートみると円高傾向は続きそうです。

なでしこは決勝進出。素晴らしい

アメリカに勝ったら円高すすんじゃうかな。

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QE3催促相場が始まった?

DXY7.13.2011

昨晩もイタリア10年国債が暴落し利回りが6%台を付けると、ユーロドルは1.3850のオプションバリアーを粉砕し下落、ユーロ円も109円打に暴落しました。

そこにでてきたのがECBによる欧州周辺諸国の債券の購入、中国の債券購入の噂。

これでユーロドルは反発、下値を売ったショートがはまって急騰しました。

またFOMC議事録で、一部のメンバーがインフレが低い水準にもどったなら、追加的緩和策を供給することが適切とQE3をもとめる主張をしました。

これに対しQE3が経済問題を解決しないと主張するメンバーもいました。

マーケットがQE3をもとめる催促相場になりつつあるときに、少なくともFOMCでQE3が議論されたことが明らかになると、ドル売りに拍車がかかりユーロドルも1.40台まで上昇となりました。

チャートはドルインデックスです。

5月13日の高値76.366を一時ブレークして、このまま上昇思想でしたが、再び75台に反落。

QE3がこの先、引き続き議論されるのかどうか、QE3の可能性は低いと見られていましたがちょっと注意しといたほうがいいかもしれません。

本日19時よりスター為替証券さんでライブセミナーをやります。

欧州信用問題を中心に話します。

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イタリアへの長期投資家の動きは?

イタリア株式7.12.2011

グロソブ7.12.2011

昨日もイタリアは市場を席巻しました。

ま~これが大事になるかどうかリアルマネー系が本気でイタリアの資産(債券が主、あとは株ですね)を売ってくるかどうかにかかっています。

イタリア国債は投資適格ですし、まだ投げてくる状況ではないと思うのですが、一昨年12月のギリシャ国債の投げが思い出されます。

そこでイタリア国債を長期投資家達がどの位持っているかみてみたいと思います。

といってもそんなに都合いい資料がないので(難しいことをいえば、国際適な投資家のための債券のベンチマーク・シティグループ債券インデックスの割合を見ればいいのですが)、ここでは代替として日本最大の債券ファンドグロソブの、各国の債券保有比率をみてみます。

グロソブはたしか毎週木曜日に週間リポートを出して、運用報告を出していますから興味があればHPをみてみてください。

さてグロソブは先週の段階でイタリア国債を13.4%、スペイン国債を1.7%保有しています。

あわせて15.1%、グロソブの資産は2.5兆円ですから約3600億円です。

おそらく他の国の長期債券投資家達もイタリア国債を保有していますから、この人達が投げ出したらユーロは暴落です。

その破壊力はギリシャの比でないので要注意。

ただ今回は投機筋がポルトガル、スペインをすっ飛ばして、いきなりイタリアに攻め込みましたが、順番としてはちょっと早すぎる気もします。

イタリアを揺さぶってぽる、スペあたりを動揺させる作戦でしょうか。

イタリアがすぐに陥落するとは思えないのですが、ま~ユーロは1.36~1.37を割れてくると長期的なダウントレンドに入るとみています。そこを割れてからでも十分間に合うと(逆に勝負はそこから)と思っています。

チャートはミラノ株式指数、イタリア株も暴落しています。

そこら辺の話を明日のスター為替証券さんのセミナーで話します。

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