ギリシャ副首相の爆弾発言

先週あまり話題になりませんでしたが、ギリシャ副首相のバンガロス氏の爆弾発言がありました。
英紙テレグラフでも取り上げられていましたが、もともとは英国の放送局のBBCでの氏のインタビューが発端でした。

BBCのインタビューでは、「ドイツは第2次世界大戦のときギリシャ中央銀行の金庫から金塊を奪い取りそれをまだ返してない、いまさら返せとは言わないがそれに対して何らかの発言があってもいい」という発言です。
これに関しては友人のロンドン在住のN20さんも詳しく書かれています。
N20さんも書かれていますが、これはEUの原理原則を否定するような重量級の発言でしたが、あまり注目されませんでした。

この発言に関してはもちろんドイツ側はすぐに厳重な反論を行いました。
「過去の問題を語ることは現在のユーロの解決にならない(当然です)、ドイツは1960年に賠償金を払い、その後もギリシャに対して援助をあたえてきた」
(N20さんの記事より抜粋)

ドイツは第2次世界大戦で欧州全域をほぼ占領し、占領地域から金銀財宝、美術品などを強奪して本国に持ち帰ったり、一部はスイスの銀行に預けられたとも言われています。
このスイスに預けられた特にユダヤの人々の財産の返還に関しては、米国などが圧力をかけていました。
ギリシャの副首相は70年前のことに関して述べていますが、それを言っちゃおしまいよです。

そもそもユーロという通貨は2度の世界大戦で欧州が悲劇にあったことを2度と繰り返さないために欧州をひとつに統合する(将来に)という理念の下にまずは経済的な統合をするというのEU(欧州連合)の理念です。
その経済統合の第一歩がユーロという共通通貨の創設でした。

ユーロ導入に当たってはそれぞれの国にメリット、デメリットもありますが、それをあえて乗り越えてEU(欧州連合)の経済統合のために、あえて壮大な実験に踏み切ったのがユーロという共通通貨の生い立ちです。

(続)

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ネーションワイド住宅価格でポンド下落

gbpusd 2.26.2010

ポンドは弱い2月のネーションワイド住宅価格-1.0%(予想0.4%、1月1.4%)、前年比9.2%(予想11%)を受けて1.5240まで下落した後、反発しています。
この数字は10ヶ月ぶりのマイナスですが、寒波や住宅減税の終了が影響しています。

チャートはポンドの週足です。
昨年1月の安値1.3502から反発した8月の高値1.7041の半値戻しが1.5270とこの付近に位置しています。
1.7041からのフィボナッチ・エクスパンション1倍の1.55付近を一旦サポートした後1.5814まで反発したポンドは、このレベルブレークし1.52台まで下落しました。

BOE当局者のハト派的な発言や、ギリシャより問題なのではないかとの思惑からポンドが下落しています。
レジスタンスとしては一度サポートした1.55レベル、そこからの戻しの1.58レベルはすでに遠くなってしまいました。
サポートしては61.8%が1.4850付近、フィボナッチ・エクスパンション1.618倍が1.4680付近になります。

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トヨタ米国議会公聴会を見て

昨晩は米下院公聴会ウォッチャーに。やはりこの時間でも何人もの人が見ていたようでTWITTERにも書き込みが。
WSJ(ウォールストリートジャーナルではこんな論調でした。
米委員会の委員自身が公聴会の質問は大変ですよユニークな経験ですよというようにまさに政治ショーでした。
11月の米国の選挙を控えて議員たちも点数稼ぎに躍起なのでしょう。
トヨタといえば日本の製造業の雄です。
その会社の社長が米国下院公聴会に引きずり出されて、いわば集団リンチ。
個人的には優等生的なトヨタ車は好きではありませんが、トヨタ頑張れとエールを送りたくなる心境。

やはり言葉の壁と文化の壁はあったなという印象です。
豊田社長は感情を抑えて、淡々というイメージでしたがあれだと米国人に訴えるのは難しいのではないかな。
むしろ北米トヨタの稲葉社長が、身振り手振りで感情を表しよい仕事をしたと思います。
彼はいわば討ち死に覚悟で社長を守るためにでてきた家老ですから、ある意味開き直っていたし、米国人との交渉になれている感じがしました。
英語はネイティブには程遠いですが、米国人との交渉には十分通用するレベル。

トヨタがグローバル企業になるのならば、米国でのこの試練も乗り越えなければなりません。
ただ1990年代に行われたハンマーでトヨタ社を破壊するといった日本が憎いという感情ではなく、トヨタも米国の企業一員という感じもあり、今回のリコール問題はいずれ沈静化に向かうのではないでしょうか。
ただ傷ついたブランドイメージの回復には時間がかかるような気がします。

昨晩セミナー参加の皆さんお疲れ様でした。
またお目にかかれればと思います。

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バーナンキFRB議長議会証言、トヨタ自動車の公聴会に注目


ドルはレンジの中の動きになってます。
昨日もポンドはキングBOE総裁の発言、ユーロは弱いIFOの数字で下落。
ニューヨーク時間に入り米国の消費者信頼感指数が弱く、これも円高の動きに。
モーメンタムが落ちてきてレンジになりつつあります。

さて本日は米国議会に注目したいと思います。
バーナンキFRB議長が下院金融委員会で証言します。
これは2月と7月にFOMCが議会に対して行う定例の証言で、今後1年間の経済見通しと金融政策方針を報告します。
今回公定歩合引き上げの直後だけに、議員や記者からの質問に対するバーナンキ議長の答えもきになります。

もうひとつは為替と直接関係ありませんが、トヨタ自動社の豊田章男社長が米議会公聴会でトヨタ車のリコール問題について証言をします。
トヨタ自動車といえば日本の製造業の象徴です。
何とか議会でトヨタのものづくりの精神を説明して乗り切ってもらいたいものです。

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ポンドの行方

gbpusd 2.23.2010 paint

ケーブル(ポンドドル)が1.5480-1.5520のレンジを抜けてきたんでロングにしてみました。
ユーロポンドが弱いこと。
ブラウン首相のパワハラ疑惑は筋が悪いというか、ブラウン首相が窮地なのはわかりますが、これを材料にポンド売りはないと思うのですが。
大きなダウントレンドに逆らう取引のスケベロングですから、損ギリはもう1.5500とすぐ下においておきます。
2月18日にブレークした1.5560付近が抜けれるかどうか。

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ユーロドル反発は、ギリシャ支援策の影響?

eurusd 2.22.2010

ユーロドルが反発中。
ロイターによるとドイツ週刊誌シュピーゲルが、ユーロ圏の加盟国がギリシャに対して200-250億ユーロの支援を計画しドイツ財務省が案を作成中の報道。
支援には厳格な条件が付けられるとのこと。
この報道に関しては当局者はノーコメントらしい。

チャートはユーロの4時間足。
1.3444からのフィボナッチ1.618倍は1.3645付近。
ここを抜けてしまうと1.3710が23.6%(1.4579~1.3444)
1.3745 が2.618倍
1.3788 が2月17日高値

1.37台が重要な戻りのレベルになりそうだな。

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バーナンキ議長の議会証言

今週は24日に米下院金融委員会で、25日に米上院銀行委員会でバーナンキFRB議長が証言を行う。
これはMonetary Policy Report to the Congressとよばれ理事会とFOMCは2月と7月の年2回議会への報告が義務付けられている。
1月末と6月末のFOMCミーティングが2日間行われるのは、このリポート作成のため。

議長は向こう1年間の経済見通しと金融政策の基本方針を報告する。
議長は銀からの質問にも答え、また閉会後は記者の質問にも答える。
今回公定歩合引き上げ直後でもあり、FRBの姿勢を探る上では、貴重な会見になるかもしれないので、注目材料となるだろう。

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投資関係の面白本、映画、ドラマは?


twitterでtakahatoさんとマーケット本、映画談義してました。
小説だと黒木亮さんのトップレフトバルジ・ブランケット(小説巨大銀行)。
黒木さんの小説はかなり細かいところまで取材しているし、彼自身が銀行出身なので、ナンチャッテ経済小説ではないところが専門家にも受けるところでしょうか。

真山仁さんのハゲタカは珍しくTVドラマ、映画、小説のどれも完成度が高い(たいがい小説が良くても映画がダメだったりしますよね)3本立てです。
僕は小説が一番面白いと思いましたが(それぞれ主人公が微妙に違うキャラです)ドラマも面白かったな。
やはり真山さん書くのが商売の人、文章力はぴか一かな。

ディールングルームの様子がわかるという意味では、
マイケル・ルイスのライヤーズポーカーと末永徹氏のメイクマネー。

ライヤーズポーカーはソロモン・ブラザース本店の伝説のトレーダー・ジョン・メリンウェーザー(LTCMの創設者)チームのお話。
メイクマネー(こちらは絶版で中古品のみ)はソロモン・ブラザース東京支店のこれも伝説のトレーダー、明神茂・チームのお話。
どちらもそれぞれのチームで働いていた人のお話なのでリアル感があります。
ライヤーズポーカーとメイクマネーを読むとディーリングルーム内の様子がかなり理解できると思います。(儲かる方法はわかりませんが)
こんな動物園みたいな所ということが.....

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FRBの公定歩合引き上げは利上げのサインか?

米FRBは早朝に公定歩合を0.25%引き上げて0.75%にしました。
昨日のIMFの金売却に引き続き朝6時30分は危険な時間ですね。

さて公定歩合の引き上げは利上げ=FRBの金融引き締めにつながるのでしょうか?
答えはNOです。

公定歩合というのは米国の連銀(米国は12の地区連銀がそれぞれ独立しています)が金融機関にお金を貸し出す際の金利です。
通常銀行は短期金融市場でお金の貸し借りを行い、日々の資金繰りの調整をします。
このとき使われるのがFF(フェッドファンドレート)金利と呼ばれる短期金利の(翌日物)指標です。
この短期金利市場での銀行間の資金のやり取りの金利を、米国の中央銀行であるFEDは0-0.25%の間で推移するように誘導しています。
借り手が多すぎて0.25%を超えて金利が上昇しそうになれば、市中に資金を放出して金利上昇圧力を和らげます。
それでもどうしても資金を借り入れることができなければ0.25%高い公定歩合で連銀から資金を借り入れることができます。
ですから公定歩合はあくまで緊急避難的な銀行の連銀からの借入金利です。

従来公定歩合はFF金利より1-1.5%高い水準に設定されていました、リーマンショック移行FF金利+0.25%=0.5%に設定していました。
今回この緊急避難的な0.25%を0.5%に拡大して0.75%にしたことが、公定歩合の引き上げです。

ただFRB関係者のコメントを読むと金融緩和は以前継続、不要になったと思われる緊急避難措置を解除しただけ(市場関係者)という意見が多いようです。
FRBの金利のターゲットはあくまで短期金利の指標であるFFレート(現在0-0.25%)ここがいじられない限りは、引き続き金融緩和継続と見ていいでしょう。
とはいえ不要なものをなくしていくというのは、出口政策の第一歩という見方もあり市場とFRBの心理戦が今年の秋にかけて続いていくでしょう。

短期金利に変更がなければスワップ金利等が大きく動きことはないでしょう。

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ミニッツ(FOMC議事録)はタカ派的

eurusd 2.18.2010

ユーロドルのリバウンド結局1日で終了。
昨日指摘したフィボナッチターゲット1.618倍の1.3760のレジスタンスは、若干超えましたが、ほぼ戻しはそこまででした。

強い米国の鉱工業生産、設備稼働率、住宅着工でドル買いの流れが加速、ロンドン序盤ではユーロ円の買いもでてドル高とともに円安の流れもでてきました。

注目されたミニッツ(FOMC議事録)はタカ派的に
近い将来の資産売却に何人かのメンバーが支持
ホーニング・カンザスシティ連銀総裁は、経済状況はもはや超低金利を維持することを正当化しないと、反対票を投じました。
また長期間、低金利を維持の文言をしばらくに変更することを主張。

ここらへんがミニッツがタカ派的に判断された理由です。

昨晩は松井証券さん・大阪証券取引所さん主催のセミナー講師を勤めさせていただきました。
セミナー参加の皆さんお疲れ様でした。
株式投資をメインにやられている方が多かったようですが、皆さんのFXに対する高い関心が伝わってきました。

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