ドバイショックに関して

ドバイ、ナキール

この写真はドバイショックの引き金になったナキール・プロパティーズ社が作ったリゾートです。
今回UAE(アラブ首長国連邦)ドバイ首長国の政府系持ち株会社ドバイワールドについて書いてみたいと思います。
ドバイワールドは傘下にナキール・プロパティーズ(不動産開発)、イスティマル(投資事業)、ドバイ・ポーツ・ワールド(港湾事業)、エコノミック・ゾーン・ワールド(自由貿易地区運営)、ドバイ・マルチ・コモディティーズ・センター(商品取引所運営)を保有しています。

ドバイ・ワールド社は約590億ドルの債務を持っているといわれ、この債務返済を半年間繰り延べてくれというのが今回のショックの発端でした。
国の債務保証のリスク度を表すCDS(クレディット・デフォルト・スワップ)はドバイ債が26日に+131で571ベーシスポイント、アブダビ債が+18.5で155ベーシスポイントに跳ね上がりました。
この571ベーシスポイントという数字はドバイに対する債権の保障を誰かに肩代わりしてもらうには補償額の5.71%を保険料として支払えばその保険が変えると考えてください。
ですから数字が小さいほど対象の国の信用度は高いということになります。

ナキール社は不動産開発を手がけ、サウジアラビア、ヨルダン、マレーシア、ベトナム、ロシアでも案件を手がけており、これらの国々の開発案件にも影響がでるかもしれません。

またイスティマルはユニクロと米国の高級百貨店バーニズの買収を競ったり、豪華客船クイーン・エリザベス二世号を買収した政府系ファンドです。
不動産(67%)、プライベート・エクイティ(33%)の事業内容のファンドです。

ドバイ・ポーツ・ワールド社は2006年に英国のP&O社を70億ドルで買収し世界第3位の港湾管理会社となりました。
この買収では米国が安全保障上の理由で反発し(米国の多くの港湾管理を獲得するため)米国の管理を行うPOPNA社を米国のAIGGIGに売却しました。

ドバイワールド傘下の企業はここのところ積極的に事業を展開していたために今回の危機での痛手も大きくなっているようです。

週末にUAE中央銀行から資金繰りを支援するためにUAE銀行および外資系銀行に3ヶ月ものの首長国銀行間取引金利(EIBOR)+50ベーシスポイントで流動性を供給との措置で一旦落ち着いています。
また本日ドバイ時間10時(ロンドン6時)にドバイ最高財政委員会が緊急声明を発表予定ということで、ここでなんらかの政府主導の債務問題解決策が発表されるのではないかとの期待が集まっています。

なおドバイ関係の記事に関しては知人のアラブ問題研究家の北村陽慈郎氏からレクチャーを受けるとともに氏のブログからの引用の許可を受けて本ブログにも掲載しています。

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ODL Japan について

ODL Japanについて書きます。
ODL JAPANのWEBをみていたら沿革のところで1994年創立とでていました。
ODLは前から何の略だろうと思っていましたが、Option Directの略だったんですね。

この会社のエッジを上げるとすればまずはmt4(Meta Trader 4,メタトレーダー4)が利用できることでしょう。
odl meta

この画面がメタトレーダーのチャート画面です。
46種類以上のテクニカル指標を利用することができ、またシステム売買(EA:Expert advisors)昨日があり、短期売買、売買シグナル表示などに対応しています。

また日本や海外主要国の株価指数を証拠金で取引できる証券CFDがほぼ24時間取引可能です。
証券CFD odl

以上11の株式指数が取引可能で証拠金率は1%。
ほぼ先進国の主要株式指数が取引可能です。
最近のようにリスク回避型(株安、商品安、ドル高、円高)やリスク指向型(株高、商品高、ドル安、円安)など各市場間に連動性があるときは、同じ画面で取引できるのは便利でないでしょうか。

また商品関連では原油・石油製品、金の証拠金取引が可能です。
ODL 貴金属

このように為替に限らず、株価指数、商品取引がmta4(Meta Trader:メタトレーダー)で取引可能なODL Japanに興味のある方は下記を覗いてみてください。

ODL 

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大阪証券取引所でのセミナーのお話

先週木曜日は大阪証券取引所日経225mini&大証FXセミナー」のFXの講師を勤めさせていただきました。
セミナーにおいでになった皆さんスタッフの皆さんお疲れ様でした。
ドル円がまさに87-88円を割れて円高方面に行っているというタイムリーな時だったので株に投資されている方々も為替はきになっていたのではないでしょうか。

1部、2部構成になっていて1部は日経225とオプションに関して伊藤祐輔さんがお話をされました。
数学者からソロモン・ブラザースの株式トレーダーになられた方で、数学者らしく統計学の授業を受けているような気になってしまいました。
伊藤さんが師匠と仰ぐ人の話で「相場の高値と安値がわかればな~」というお話が特に印象的でした。
この人はおそらくソロモン・ブラザースのトレーディングチームを率いて日本人としてはただ一人、米系投資銀行の取締役になった伝説のトレーダー明神茂さんのことだと思います。
明神さんは私も本の紹介をした黒木亮氏の「小説巨大投資銀行」に主人公の一人としてでてきます。

その明神さんが相場の高値安値を当てることができなかったというのはショックじゃないですか?
また私がいた銀行はその後ソロモン・ブラザースと合併したために、一緒に働いていた人が「明神さんが為替なんて上がるか下がるかわからないものをよくアウトライトでやってるなー」言っていたというのを又聞きでききました。(本当に言ったかどうかどうかはわかりませんよ)
それでは伝説のトレーダーの明神さんはどうやって儲けたのでしょうか。
伊藤さんのお話から推測するに、オプションのトレードでヴォラティリティ(変動率)の上げ下げ、日経225の先物と現物の裁定取引で儲けたのでしょう。

オプションと現物と先物の裁定取引はかりに相場の上げ下げを当てなくても設けることのできる手法ということになります。
まったく方向性が関係ないというわけではないですが、統計学など駆使しできるだけ相場の方向性に依存することなくリスクを排除することにより収益を上げる手法があるので、これに関してはまた書いてみたいと思います。

セミナー会場では偶然マイmixの本尊バイさんにお目にかかり、またその後大阪のお好み焼き屋で集まっていただいた奈那子さん(28 才の誕生日おめでとう)、白さんもっちーさんバカラさんサイトスさん、Rさん、Sさん、Iさん、よっちゃんさん、森川さん、遅くまでありがとうございました。
大阪を満喫できました。

ユーロドル1.5100ブレーク

eur usd 11.26.2009

サンクスギビング前の市場参加者が減る時期にドル売りの流れが加速しました。
1.5100のオプションバリアーが突破され、ユーロドルは高値を更新してきました。
ゴールドも1089の高値をつけてきてます。
ドル円もオプションバリアーといわれていた88円を突破しドル全面安の様相を呈しています。
ドル円のオプションボラティリティ(変動率)1ヶ月ものも10.7%付近から11.55%まで急進しました。
チャートはユーロドルの週足です。
1.5290付近のレジスタンスラインを示しています。
1.2330を起点にした3.618倍、昨年の1.5290-1.6038のレンジの下限ということで1.53付近が重要なレジスタンスとみています。

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中国の銀行融資とオーストラリアドル

euraud11.25.2009

バッテリーノRBA(オーストラリア準備銀行)副総裁は
人口の急速な伸びは継続しており、労働需要の増加がみられる
家計の所得の増加は住宅市場をしたささえする見込み
アジア経済は急速な回復期にある

と強気な発言

アジア経済、特に中国経済とオーストラリア経済はいまや一心同体になりつつあります。
中国経済の回復=オーストラリアからの資源の輸入増加という構図が続いています。
チャートはユーロオーストらリアドルの週足チャートです。
2008年8月以降ユーロオーストラリアドルは1ユーロ=1.65オージーから2.11オージーまでユーロ高オーストラリアドル安が加速しました。
これはユーロの上昇というよりはオーストラリアドルがいち早く高値をつけて下落を開始し、サブプライムショックでオーストらリアドルが先に下落した構図となりました。
遅れてユーロも下落しましたが、2009年3月以降ユーロオーストらリアドルの下落トレンドが鮮明になったのはオーストラリアドルの上昇が鮮明になったからでしょう。
ユーロオーストラリアドルは2005年以来1.5470付近がサポートされています。
現在の1.62付近からまだ下落の余地はありますが、そろそろ底値圏とも考えられます。
その場合オーストラリアドルが一旦下落するのか、ユーロドルが1.52-1.53を抜けて上昇するのか。

オーストラリアドルが下落するとすれば、オーストラリアの要因もさることながら中国の経済状況が重要なポイントになる可能性が大です。
その場合週末出ていた中国当局の銀行に対するコメント(自己資本比率が13%に満たない銀行は規模拡大で足かせがあるかもしれない)の行方は中国の銀行の融資減少=経済のスローダウンという形で現れてくるかもしれません。

中国当局の規制で資産市場が動揺?

週末は中国の銀行規制で資産市場が上下に。
中国銀行監督管理委員会が自己資本引き上げを求めるとの噂で、金曜日は株安要因に。
しかし週末にそのような事実はないと噂を否定。
しかし自己資本が低い銀行は事業拡大には規制をかける趣旨の発言があり、中国の銀行による融資の拡大には一定の歯止めをかける主旨の発言がありました。

さて中国には4大銀行というのがあります。
中国銀行
中国工商銀行
中国建設銀行
中国農業銀行
です。

中国銀行はBank of Chinaと呼ばれ中国の外国為替銀行として早くから香港を初め各国に支店を開設していました。
外国為替市場でも為替の取引を活発に行うプレーヤーの一人です。
東京の赤坂にも支店があり人民元の両替などを行っています。

また香港の中国銀行は、香港の金融街中環(セントラル)に周囲を見渡す高層ビルで聳え立っています。
かつての香港の支配者英国のHSBC(香港上海銀行)本店(かつての本店)ビルを見下ろすように建っており、建設された頃は二つのビルの間で風水戦争とか言われたものでした。
中国人にとって風水は重要なものらしく、中国銀行ビルはHSBCビルに対して風水的に押さえ込む力を出しているといった伝説です。

中国銀行は中国銀行監督管理委員会の規制の噂を受け自己資本比率を13%超にするため150億ドル規模の増資をするのではないかとの噂が出ていました。
中国銀行

香港の中国銀行タワー

HSBC

香港のHSBC(香港上海銀行)ビル

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ポンドの反発

gbpusd11.23.2009

アジア株は堅調に推移し、その流れは欧州市場でも引き継がれている。
上海総合指数は+30.317の3338.663
香港のハンセン指数は +315.55の22771.39 とどちらも1%前後の上昇。

ポンドは金曜日の1.64ミドルをダブルボトムに1.66台まで上昇中。
スイス系やモデル系の買いがでているようで1.66台のストップをつけて木曜日のレベルまで回復中。
1.66台はアジア系の売りの噂もあるようですが、木曜日の下落後の戻り高値が1.6674.
また1.6459を起点とするフィボナッチターゲットは1.618倍が1.6590、2.618倍が1.6674、3.618倍が1.6740となっている。
やはり短期的には1.6650‐80のゾーンが重要なレジスタンスに見えるが。
ここを抜けてしまうと再び1.67台となり1.64‐1.69のレンジに逆戻りになりそうです。

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沈まぬ太陽とドル円 その3

読売on line に日航、デリバティブ1000億円の清算義務?とでています。
デリバティブ契約をする場合の取り決めで日本航空に債務の遅延や不履行があった場合は、日航がすべてのデリバティブ取引に直ちに清算義務が生じる可能性があるという記事です。

この記事にあるISDA(International Swaps and Derivatives association Inc,国際スワップ・デリバティブ協会)はデリバティブの発展、促進のために1985年に設立された団体で、56カ国、800社あまりが会員になっています。

日航の行っているデリバティブは燃料(原油がらみ)、為替(ドル高)、金利などの上昇に備えてのデリバティブのはずですから、基本はドル買い、燃料買い、金利のキャップ(金利が一定水準に上昇した場合のリスクヘッジ)のはずです。
これの清算となれば、逆方向の動きがでる可能性もあります。

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ポンドの下落要因

gbp 11.19.2009

昨日BOEのMPC議事録は資産買取プログラムの沸く増額の投票は7対1対1の結果であったことがわかりました。
7人が250億ポンド、1人が400億ポンドの増額を主張し、1人が据え置きを主張しました。
しかしBOEの準備預金の金利引き下げに関して議論されたことが伝わるとポンドは下落しました。
特にユーロポンドは0.89台を回復、ポンドもニューヨーク時間には1.67台前半まで下落しました。

ロンドン時間に入ると日本人と思われるポンド円の売り、ポンドも1.66台の損切りをつけ1.6640付近まで下落しました。
1.66台前半は11月13日の安値付近でもあり、ここを抜けると1.65台前半までの下落と考えてます。
18時30分には英国の小売売上高が発表されますので、ここでどちらかの動きがでるかもしれません。

ユーロドル全面安

eurusd 11.18.2009

eurgbp 11.18.2009

昨日はRBAの議事録で「引き締めのペースは未定」のコメントからややハト派的とうけとり、12月の利上げ観測もやや後退という理由から豪ドルが下落。
トリシェ総裁の「強いドルは世界経済の利益」
9月の対米証券投資が407億ドルの資金流入と予想の300億ドルを上回るなどドル買い材料に反応。

12月の年末を控えファンドの解約が重なり、マーケットはドル売りの利食いモードでドル買いに反応。

チャートはユーロドルの日足とユーロポンドの日足。
ユーロドルは今年の4月から50日移動平均線が終値ベースではほぼサポートされています。
今回1.4790付近にある50日移動平均線に注目しています。

またユーロポンドは9月以降サポートされていた0.8880付近がブレークしてしまいました。
8月27日の高値0.8835付近が現在サポートになっていますが、ここを抜けると0.87台への下落も視野に。
ユーロが全面安になるかどうか、重要なレベルにきています。

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