民主党政権とクロス円の下落

gbpjpy8.31.2009

朝方株高、円高の動きは民主党政権の期待感からかという観測もありました。
しかし上海株の下落、円高による日本株の下落からこの動きも急速に終了しました。
民主党政権への海外勢の反応は、本日ロンドン市場がサマーバンク・ホリデーで休場のために、ニューヨーク市場以降にゆだねられそうです。
ただ民主党の組閣や予算編成などが出てこないと本格的な評価はできないため、いまのところ市場に対する影響は中立とみています。

先週までは米国債の買戻し、欧米金融株の上昇、資源株の一部に売り、中国株の下落などの動きがあり、ファンド等がこれまでのポジションの利食い方向の動きがでているようです。

チャートはポンド円の4時間足です。
金曜日は151円をサポートし153円台まで反発しました。
153円台は8月にはいり何度もサポートされていたところで、反発もそのレベルまでで、再びダウントレンドが継続となりました。
フィボナッチターゲットが148.80付近、7月8日の安値が146.74が次のポイントと見ています。

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ポンドショートは一旦撤退

gbpusd 8.28 .2009

昨日ポンドは目標にしていた1.61割れを失敗しました。
日足チャートで90日移動平均線が昨日は1.6108、本日は1.6126付近にあります。
ここが割れれば1.58と見ていましたが一旦撤退しました。

gbpusd 1h 8.28.2009

こちらはポンドの時間足です。
戻り高値の1.6250の1.6250をブレークしたところでストップアウトでした。
先行していたユーロポンドが0.88台は膠着していますので、ユーロポンドの動きもポンドの動きの先行指標としてみています。

法律改正で円高?

本日の日経新聞の1面に「海外の利益日本に還流」という記事が載っていました。
いままで企業の海外子会社の利益を日本に配当金というかたちで送金すると、海外の税率と日本の法人税40%の差額を税金に取られていたために、海外の収益を海外に残す傾向がありました。
この海外にプールされた日本企業のキャッシュは2007年度末で20兆円、強気の予想では25-26兆円ほどあるのではないかといわれていました。

今回の税制改正で配当金の95%分が非課税となるために、海外にある企業の内部留保が国内に還流するのではないかとの予想記事です。
実際企業はこのキャッシュを使い国内で投資が可能になり、経済産業省も国内での投資、企業活動のために海外にある資金を国内に戻したいという意図での政策です。
経済産業省の調査ではアジアに7.6兆円、北米に6.3兆円、業種別では卸売業が6.0兆円、輸送機械業が4.0兆円の海外留保をもつと報告されています。

2000年代前半ごろ米国ではHIA(Homeland・Investment・Act/本国投資法)という法律でやはり海外の米国企業の本国送金を期間限定で無税にしたことにより、米国への送金が集中しドル高の原因になりました。

日経新聞によると9月の中間期末にむけて日本企業の本国送金=円買いにより円高要因になるのではないかとの観測が書かれています。
実際この動きは4月ごろからすでに始まっており、送金が集中すれば確かに円高要因になりますが、9月の中間期期末に起こるかどうかはわかりません。

ダイヤモンドZAIさんのざいFXさんの取材を受けました。

ポンドのポイント

gbpusd 8.26.2009

ポンドは依然として各通貨に対して弱含んでいます。
しかしケーブルの1.6300、ポンド円の153円といった重要なレベルはかろうじてサポートしています。
ユーロポンドは6月8日以来の0.87台がサポートされています。
バリアーが噂されていた0.8750を超え次は0.8775にもオプションのバリアーが噂されています。

チャートはケーブル(ポンドドル)の一目均衡表の週足です。
1.70付近は雲の上限でぴたりと止められ、現在雲の中で下落中です。
日足の一目均衡表を見ると1.6300付近に雲の上限がきており、いずれにせよ際どいレベルにきています。

ここのところ株価の上昇でもクロス円の円安という相関性が若干薄れてきてるような気がします。
レンジの中で次の動きに備え、エネルギーを蓄えているのか膠着相場が続いています。
早くトレンドをつくってほしいものです。

本日は豊商事さんで19時からオンラインセミナーを行います。
お時間があればどうぞ。

ポンド円のレンジブレークに期待

gbpjpy8.25.2009

昨晩はポンドの下落が目立ちました。
ユーロポンドが0.8700のオプションバリアーをつけて6月8日以来の0.8700台に上昇。
ケーブルは1.63台、ポンド円も154円付近まで下落してきています。
英国政府は経済危機による税収不足で、公共部門の借入が増大しています。

チャートはポンド円の日足です。
153.30付近が先週から何度も止められています。
また現在上昇中の90日移動平均線が153.90付近にいます。
現在下降中の50日移動平均線は156.40付近にあり、先週からこの153‐157のレンジで推移しています。

サポートされている153.30とフィボナッチターゲットの153.10の153円台のサポートが割れると、7月22日の安値152.20、フィボナッチ1.618倍ターゲットが148.70となっています。
レンジを抜けてポンド円が大きく下落するかどうか、またポンドの全般的な動きに注目しています。

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東京市場の凋落

昨日の日経新聞にショッキングな記事が載っていました。
東京外国為替市場の今年4月の直物の取扱高がシンガポールに抜かれて世界第4位に転落したという記事です。
4月の1日の平均取引高は702億ドルで前年同月比に比べ-33.3%、シンガポールは881億ドルになりました。
いままでロンドン、ニューヨーク、東京、シンガポールでしたが直物に関してはシンガポールに抜かれました。
スワップ取引の出来高は2542億ドルで、これを含めるとまだシンガポールを上回っています。

この統計は東京外国為替市場委員会に所属する21の主要銀行の聞き取り調査を行い、海外でも現地の市場委員会が調査し比較したものです。

2006年4月 660億ドル
2007年4月 933億ドル
2008年4月 1053億ドル
2009年4月 702億ドル

となっており、増加していた取引高が今年に入り減少しており、リーマンショック後、個人投資家の動きとも関係するかもしれません。
新聞によると景気悪化で輸出入の売買が減少したとともに、ファンドや証拠金取引業者との取引拠点をシンガポールに移す金融機関が増加とかいてありました。

これとは別に日銀の発表するブローカー経由の一日平均取引高統計があります
2002年 89.29億ドル
2003年 84.81億ドル
2004年 87.17億ドル
2005年 90.04億ドル
2006年 100.28億ドル
2007年 127.25億ドル
2008年 126.81億ドル

外国為替は株式と違い取引所取引よりOTC(店頭)取引が主体のために、正確な取引高を把握することが困難です。
欧州はロンドン、北米はニューヨークが地域の金融センターとしての地位を確立していますがアジアの場合、東京、香港、シンガポール、いずれ上海と覇権争いが続いています。

個人のお金と投資企業の絶対数では東京のために、証券業務を営むゴールドマンなど投資銀行は東京の拠点を充実させていますが、外国為替取引はアジアの時間帯ではどこでやっても同じなので、コストが安くて英語が通じる香港やシンガポールに移転するケースが多く東京も安泰ではありません。
今後中国がもっと発展し上海の地位が上昇すると、金融市場としての東京の地位がますます低下する可能性もあります。

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フォレックス・トレードについて

今日はフォレックストレードについて書きます。

この会社の狭いスプレッドの事は聞いていましたが、使ってみて約定スピードの速さが気に入りました。

スピード注文という仕組みを使うと、新規の取引、決済を1クリックで行えます。
取引数量を変えることでポジションのひっくり返りや、全決済ボタンにより同一通貨の全ポジションを1クリックで決済できます。

下の画像がスピード注文のウィンドウです。

スピード注文

取引が約定するとウィンドウ全体が黄色になるためにすぐにわかります。
この色が変わるシステムは、いちいち建玉の画面を確認しなくてもよいので、連続してトレードする時は役に立ちます。

またウインドウごとに通貨ペアを設定しておき、この注文用のウィンドウはスクリーンの中でどこへでも移動可能です。

チャート、建玉一覧、約定履歴とともにこの注文画面のウィンドウを配置すれば自分にあったトレーディング環境をデザインできます。

8月10日よりスプレッドが縮小され、ドル円0.8、ユーロ円1.8から1.4、ポンド円が3.0から2.4ピップスです。

もちろん三井住友銀行での100%信託保全になっています。

またS.V.S(セーフティバルブシステム)という独自のロスカットシステムを導入しています。
これは通貨毎、レバレッジ毎にロスカットの幅が自動設定され新規注文約定と同時にロスカットのレートが設定されます。
通貨毎、レバレッジ毎なのでレバレッジを変えることによってロスカットのレートを変えることができます。

外国為替

ポンド円のレンジブレークはいつ?

gbpjpy8.21.2009

ポンド円が際どいレベルにきています。
何度求められている153円台ミドル、本日90日移動平均線は153.70付近で、先ほど一瞬割れましたが再びサポート。
ドル円の93.50とともに際どいサポートで8月に入り3回止められています。

一方8月7日に163.05の高値をつけて下落中のポンド円のレジスタンスが現在155.60-70付近に存在。
三角持合をどちらにブレークするか注目しています。

昨晩はファンドマネージャー等為替関係者と会食しました。
そこで話題になったのは為替オーバーレイ。
オーバーレイというのは、外国債券や外国株式に投資するファンド、年金などの場合、ファンドマネージャーが債券や株式専門のマネージャーの場合は、必ずしも為替に詳しくないという時があります。
そのとき為替の運用の部分を切り離して為替専門のファンドマネージャーに任せる投資手法です。

昨年のリーマンショック以降の円高局面でも、この為替オーバーレイがうまくいった外国債券や外国株のファンドや年金運用は比較的損失をおさえられたようです。

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ポンド円の動きに注目

GBPJPY8.20.2009

昨日のクロス円は上下に乱高下しました。
特にポンドは、上海株下落のクロス円の売り。
英紙テレグラフに英保守党党首キャメロン氏の、労働党のブラウン政権の財政赤字拡大に懸念を示す記事が載ったこと。
また8月5,6日のイングランド銀行のMPC議事録で500億ポンドの資産買取枠が6対3で決定したことを受けて下落幅を広げました。

MPCに関しては反対した3票が750億ポンドをより一層の量的緩和を求めたことから(量的緩和=通貨安です)ポンドは売りで反応しました。
ニューヨーク時間に入りユーロドルが1.4150を超えて上昇すると、欧州通貨の上昇も弾みがつき、クロス円も反発しました。

さてチャートはポンド円の日足チャートです。
先日も書きましたが8月17日の安値153.43、90日移動平均線の153.60レベルを昨日もサポートしました。
一方昨日157円台は押さえられ、50日移動平均線が156.70付近にあります。
現在50日線は下落、90日線は上昇中、200日線はフラットからやや上昇となっており中長期の上昇トレンドは継続中、中短期はやや下向き方向になっています。
短期的には50日線、90日線の動きに注目しています。

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市場の動きとオプションの動きの関係

vix8.19.2009

リスクシーク(株高、商品高、円安)とリスク回避(株安、商品安、円高)が日替わりで方向感がないマーケットが続いています。
チャートはVIX(ボラティリティ指数)です。
ボラティリティというのはオプションの変動率で、相場との関係を見てみましょう。

オプションというのはある意味で保険の代わりです。
何か望まない方向にマーケットが動いた場合の保険代わりにしている投資家や実需の企業が多いはずです。
投資家にとって望まない方向のマーケットの動きは、株であれば株安、為替であれば円高方向の動きが多いでしょう。
実需であれば輸出企業のおおい日本では円高方向です。

VIX指数は米国株価のオプションですから株価に連動しますから、株価が下落すると急激に上昇(ボラティリティ=変動率がアップ)、株価が上昇する時はじわじわ下落するという特性があります。

また為替のオプションですが、円高にふれるときは円がらみの(ドル円、クロス円)のオプションのボラティリティは急激に上昇、円安方向に動き時にはじわじわと下落します。
この動きはやはり保険をかけたい方向に市場が動くときはオプションの保険料が急に動き、それとは反対の動きの時はゆっくり動くという特性から来るものです。

この動きはもし長期的に円安方向のマーケットが続けば逆転する可能性もありますが、歴史的に見て円がらみのオプションはこのような特徴があります。

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