日経平均とオーストリアドルの異常な動き

??????10.08.2008

昨日は協調利下げが、かろうじてマーケットの崩壊を食い止めました。

日銀は協調利下げに加わりませんでしたが、昨日は日経平均とオーストラリアドルとまさに日本人の資産が大量に投資されているだろう商品に異常な動きが見られました。

日経平均が9%を超える下落、オーストラリアドル円も8円の下落と1日の動きとしては異常なものでした。

投信やファンドの解約などの要因、ロングのポジションの投げ、オプションがらみのストライクやトリガーといった、強制的に売らなければならない特殊玉がでたのかもしれません。

audjpy 10.08.2008

チャートはオーストラリアドル円の日足です。

先週の80円台から20円(25%)の下落、昨日の8円(11%)の下げなど短期的には異常値がおきています。

80円という壁が当面大きなレジスタンスレベルになりそうです。

協調利下げの効果(効かない場合は市場は更なる利下げを要求ということになるでしょう)、また週末のG7会合など後手に回っているとはいえ当局がさまざまな政策を繰り出しています。

これらの効果を探りながら市場は今しばらくは神経質な動きを続けていくと思われます。

協調利下げ

2008

協調利下げが行われました

FRB 0.5%

ECB 0.5%

BOE 0.5%

BOC 0.5%(カナダ)

SNB 0.5%

スウェーデン 0.5%

PBOC 0.27%(中国)

チャートはオージー円です

さすがに先週の80円台から70円そしてロンドン時間に入り63円台まで急落

1日で10%以上の下げはやりすぎでした。

この協調利下げが株価にどのように反応するか、ダウの先物はー150からプラス

160まで上昇していますが、この後の動きに注目です。

クロス円再び下落

??????10.07.2008

昨日はクロス円の反発を試しましたが、引けは弱いものでした。

昨日起こったことを箇条書きにしてみたいと思います

・RBA1%利下げ、インド利下げ、イスラエル利下げ

・英国の銀行への資本注入の噂で(BBCの報道)、英国株、ポンド急落

・FRBがCP(コマーシャル・ペーパー)による資金供給の仕組みを新設、株価上昇

・アイスランドクローナが対ユーロで1日に30%!下落1ユーロ=131のペッグ制に

・アイスランドクローナや南ア、メキシコ、ブラジルのエマージング市場の暴落

・米国株の安値引け

これらのことが起こり、金融市場の混乱は続いていますが、クロス円はおとといの安値はブレークしませんでした。

eurjpy10.08.2008

チャートはユーロ円の時間足です。

先週金曜日高値146.83から月曜日の安値135.03の50%戻し140.95が戻りで押さえられました。

昨日100BPの利下げをしたオーストラリアドル円の下落のほうが大きいですが、やはりクロス円は全般的に戻りが弱いです。

ドル円の100割れの大量の損切り、100円以下のオプションが購入されているなどの噂もあり、円がらみは円高方向への動きが依然継続しています。

市場は政府に対して政策を催促しています。FRBの利下げなどG7各国の協調利下げへの催促もあり、当局の動きを探りながら市場の要求が続いていくでしょう。

ユーロ円の戻りのめど

レンジ10.06.2008

おはようございます。

金融市場のメルトダウンが進んでいます。

ニューヨークダウは800ドル超の下げから、引けにかけて急速に戻しかろうじて3.6%マイナスまで戻し、ドル円、クロス円も戻しました。

しかし昨日のクロス円の下げはひどいものでした。

ユーロ円は4.1%、オージー円は9.2%も下落しました。

ユーロに関しては週末の緊急会合での各国の不協和音もユーロの地合を悪くしています。

ドルの信認が試されているのはもちろんですが、ここにきてユーロの信認も試されています。

各国はドルの資金供給では協調していますが、それ以上の協調行動が見られないことが市場が安定しない原因になっています。

株式市場でも、為替市場でも売らなければならないから売っている、現金化の動きが加速しています。

この動きを止めて市場に安定を取り戻せるのは、やはり各国の協調行動の姿勢と、金融危機の根本解決の道筋をつける行動が必要でしょう。

2008

チャートはユーロ円の30分足です。

さすがに1日10円近い下落からは134円台からのリバウンドとなりました。

139円は200年10月の安値88.87から2008年7月の高値169.95の38.2%戻しでした。

昨晩はそこをあっさり抜けてしまいました。

当面139-140が戻りの節目と考えています。

また昨日の高値143.88から135.03の38.2%戻しが138.30付近で戻りを押さえられています。

短期的にはこの138.30付近が戻りのめどなのではないでしょうか。

欧州金融機関の危機

金曜日のレンジ

レンジ10.03.2008

先週のレンジ

週間レンジ9.29-10.03.2008

週明けのマーケット株式の下落、クロス円の下落でオープンしました。

先週2日の英紙デーリー・テレグラムは欧州の緊急銀行救済や国有化に関してコラム欄で、欧州の銀行の債務比率は米国より多いと暴露しました。

米国の保険大手AIG救済を懇願したのはフランスのラガルト経済相であったと述べています。

これはAIGは欧州の銀行のために信用保護の形で30000億ドルを保証していたためと述べています。

これは欧州の銀行がAIGのCDSによってBISの銀行の資本に対する規制を調整し、過剰なレバレッジをかけて自己資本比率をごまかしていたことをさしています。

AIGがもし破綻していれば、欧州の銀行に資本が過小資本になり、欧州の銀行危機が加速していたために、AIGをつぶせなかったのだろうというのがこのコラムの主旨でした。

今回週末の欧州での首脳会談では、特別な事柄は決まりませんでした。

フランスは今回の金融危機に対してEUが資金を出すべきだとしていますが、ドイツなどはこれに反対し対立しているようです。

またドイツはこの週末の銀行の預金者に対する保護を、預金残額に引き上げました。

米国の金融危機は、先週から欧州にその主戦場を移してきています。

このことがユーロドル、ユーロ円の下落を加速させているのではないでしょうか。

今朝はユーロは金曜日の終値の1.38台から1.36台、ユーロ円も145円台から143円台とギャップを開けて下落しています。

ユーロは底値を試しにいく動きが継続するのではないでしょうか。

セーラ健闘

先週は政治がマーケットを動かしました。

米国下院の金融安定化法案否決には、マーケットはダウの700ドル下落と、クロス円の下落で報いました。

金曜日に法案は成立しましたが、買い取り価格はいくらにするのか、またその買取価格しだいでは、金融機関にあたらな損失、あるいは資本の毀損が生まれるためその場合の損失補てんはどうするのかという問題があります。

日本の場合RCCにより不良債権の買取を行いましたが、最終的には金融機関に公的資金を注入することにより、銀行の資本不足を補うことにより不良債権問題解決しました。

このように2段構えの措置が必要でしたが、米国でもいずれこの問題が出てくるでしょう。

もちろん不良債権を高い価格で買い取った場合は、銀行の損失は最小限ですみますが、納税者や議会がそれを許すでしょうか。

また米国下院議長の民主党のぺロシ議員は、この7000億ドルで税金を使うのは最後だと説得していましたが、本当に最後になるかどうか不透明です。

今後の不良債権の処理は、オバマかマケインどちらか大統領になったほうの政権で処理されことになります。

とりあえずブッシュは第二の大恐慌を起こした大統領という汚名は逃れそうです。

さて今週は副大統領候補の討論会がありました。

ユーチューブの動画は、その模様です。

結果はバイデン候補の勝利という意見が多いようですが、ペイリン候補の健闘も目立ちました。

民主党上院議員の長老を向こうに回し、緊張はしていましたがそつなくこなしたというところでしょうか。

お互いに節度ある討論で、さわやかな討論会でした。

ロシアのグリジア侵攻で安全保障のマケインの株が上がりましたが、金融危機の加速はオバマ有利に働いているようです。

オバマ候補が大統領になった場合、財務長官候補はクリントン政権時代のロバート・ルービン氏の周りから出てくるでしょう。

やはりルービン氏およびその周りの人脈は、この金融危機を乗り切るための経済と金融の知識の豊富な人材も多く、このことは今の状況ではオバマし有利の要因のひとつになります。

マケイン氏が当選した場合は、ポールソン長官に続投を頼むでしょうか?

いずれにしろゴールドマンの人脈が関係してきそうですね。

週末のEU首脳会談では特別なことは出なかったようです、今週はG7もあり、引き続き当局とマーケットの綱引きは続きそうです。

トルシェECB総裁の発言

レンジ10.02.2008

昨晩はユーロドル(1.3746)、今朝はユーロ円(144.53)ともに安値を更新しました。

ECBは予想通り4.25%に据え置きを決めましたが、トリシェECB総裁のハト派的なコメントを受けてのユーロの下落でした。

・利下げについて検討した

・我々は必要なことをいつでも実施することができる

・将来の成長に対するリスクは下向き

・成長鈍化と不透明感の組み合わせは、物価の上ぶれリスクが低下することを意味

・インフレ期待が落ち着いた

これらの発言がユーロの下落を加速させました。

またニューヨークダウの大幅な下落がクロス円の下落となりました。

今週末はパリでEUの4カ国の首脳とECBトリシェ総裁が集まり緊急会合を開きます。

また米国上院で可決された金融安定化法案の下院採決があります。

これら政策的な緊急対策がどのようになるかとの不透明感が、マーケットの動きを不安定なものにしています。

本日は米国雇用統計があり、また来週はRBA,BOEの政策決定があり、利下げが予想されています。

また市場ではFRBの緊急利下げの噂などもありました。

ただこれらの要因は予想することが難しいものです。

ひとつ確実なことは市場ではドル資金が不足しており、そのことが短期のドル金利を上昇させています。

この動きは為替市場にもドル買いということでじわりじわりと効いてきています。

usdchf 10.03.2008

チャートはドルスイスの週足です。

ここからいくつかの重要ポイント挙げてみたいと思います。

・昨晩の高値は1.1412で9月11日の高値1.1417を抜けることができませんでした

・2005年3月の安値は1.1479

・2005年11月の高値1.3287と2008年3月の安値0.9638の50%戻しは1.1460

・2007年12月の戻り高値1.1595

これらのことからドルスイスの1.14-1.1600のゾーンが重要なレジスタンスレベル

ここを抜けた場合のターゲットは61.8%戻しの1.19近辺となります

1.14-1.16のレベルというとかなりポイントとしてはあいまいなので短期的には、貯金の高値の1.1417から50%戻しの1.1460のゾーンを抜けるかどうか注目したいと思います。

緊急経済安定化法案、可決

レンジ10.01.2008

昨晩は米国ISM製造業景況指数の大幅低下と、一時200ドル近く下落したダウのためクロス円の下げが加速しました。

その後株価のリバウンドとともにドル円も106円台に戻しましたが、荒い値動きが続いています。

米上院は金融安定化法案の修正条項を承認しました。

ここからは10月3日の下院での審議が注目されます。

また市場では各国中央銀行の協調利下げ、FRBの緊急利下げの噂も出てきています。

本日ECBの政策決定会合は据え置きが予想されますが、トリシェ総裁から経済の減速にたいする考え、利下げに含みを持たせる発言が出るかどうか注目されます。

来週以降はRBA,BOEの政策決定会合でRBAは利下げが予想されていますが、BOEの動きも注目されます。

また来週開かれるG7で何らかの決定がなされるのかも注目材料です。

ドル円10.02.2008

チャートはドル円の日足です。

クロス円の売りの影響で欧州通貨ではドル買いですが、ドル円は106.50-107.00レベルがレジスタンスになっています。

しかし103.50近辺は本邦輸入勢の買いも厚く、何度も止められているレベルです。

103.50-106.50のレンジを抜けるかどうか、次の動きに注目しています。

米国金融安定化法案への期待

レンジ9.30.2008

昨日は米国金融安定化法案の米国下院での否決を受け、アジア時間では株安、クロス円高という流れになりました。

しかしドル円の103円台では輸入企業の買い、期末のドル買い、米国企業買収のための資金手当ての噂などドル買いの需要が強くリバウンドしました。

また資金市場では依然ドルの調達意欲が強く、短期金利が上昇し、そのことが為替市場でのドル買いにもつながっています。

G7各国の中央銀行が資金の融通規模を拡大し、連日数兆円規模のドルを市場に供給していますが、金融危機のために疑心暗鬼になったマーケットでは短期の資金繰りであるドルの調達が困難になり、短期金利が上昇しています。

日米ともに政治の季節になり、11月に大統領選挙とともに議会選挙のある米国では、金融安定化法案への選挙民への反発が強く、議員たちを反対に走らせたようです。

欧州委員会は米国の責任を激しく追及していました。

一国の法案の可決が世界中からこれほど注目されたのは、イラクへの開戦決議案依頼ではないでしょうか。

さすがにブッシュ大統領も、演説で金融安定化法案可決への責任を述べ、早期可決への考えを述べました。

この演説で早期可決への期待が高まり、米国ダウ先物は上昇、結局米国ダウは4.7%上昇して終了しました。

また市場では協調利下げや、FRBが1%の緊急利下げをするとの噂も飛び交い、そのためユーロ円が一時151円台まで上昇する場面もありました。

VIX指数9.30.2008

チャートはVIX(ボラティリティ・インデックス)の日足です。

月曜日は48.40と急騰しましたが昨日は40割れまで下落しました。

この50$近いVIX指数と一昨日のダウの安値10365.45ドルが最安値になるかどうか。

ここからは米国の金融危機への対応にかかっています。

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