ドルのばら撒きとドル価値の下落

2008

FOMCは予想通り50BP引き下げでFFレートを1.0%としました。

金利市場では12月16日に25BPの利下げを88%、50BPの利下げを12%織り込んでいます。

日本との金利差は現在0.5%、日銀がもし25BP利下げしても12月のFOMCしだいでは金利差は0.5-0.25%の金利差となります。

この金利差の縮小が昨日のユーロドルと、オーストラリアドルなどの上昇につながっています。

またFEDはブラジル、メキシコ、韓国、シンガポールの書く中央銀行と300億ドルを供給するスワップ協定を結びました。

これにより米国は金融緩和とともに、世界中にドルを供給する仕組みが加速し、そのことはドルの下落に拍車をかける可能性もあります。

いままでは円が最低金利の通貨で円キャリートレードが行われましたが、ドルがすでに低金利通貨となり、ドルキャリートレードという事態になるかもしれません。

また昨晩は月末がらみのフローがかなりでたようで、ドルスイス等で50億ドル近い売り(ファンド等の解約、あるいは米株売りスイスに資金を戻す動き、たとえば中東の資金などスイスを通じて各国に投資するため、投資を引き上げるときはスイスに戻るケースもあります)、アジア勢、ロシア勢の強烈なユーロ買いが出た模様です。

2008

チャートはユーロ円の4時間足です。

10月14日の高値141.73から10月27日の安値113.61の61.8%が131で、いまのところキャップされています。

10月10日の安値132.21と141.73のレンジの後下落しています

当面131-132のレジスタンス(といってももうすでにそのレベルですが)が有効となりここがトップになるのか、あるいはここを抜けると100%戻しの141レベルまで戻すのか重要なレベルとなります。