ヘッジファンドのユーロ円の買い

2008

ユーロ円は昨日書いたように113円台が何とかサポートされました。

ニューヨークアーリーバードで、米系のヘッジファンドがユーロ円とポンド円を大量に買ったためにポンド円は149円台、ユーロ円も119円台まで上昇してきています。

チャートはユーロ円の4時間足です。

10月24日の127.31から安値の113.61の50%戻しが、先ほどとまった120.40付近にあります。

短期的にここがレジスタンスとなっています。

ここを抜ければ61.8%が122.00、ここを抜けると123円台付近までの戻りが期待できると思います。

G7声明と日銀の行動

レンジ10.27.2008

昨日G7は『我々は、強固かつ安定した国際金融システムが我々の共通の利益を再確認する。我々は、最近の為替相場における縁の過度の変動ならびにそれが経済及び金融の安定に対して悪影響を与え得ることを懸念している。我々は引き続き為替市場を良く注視し、適切に協力する』としました。

しかしこれにより直ちに協調介入が行われわけではなく、フランスのラガルト財務省は『G7が円売り協調介入を実施する計画はない、日本が単独介入を実施する可能性があるという認識で日本の方針を支持した』と述べました。

ユーロ円はかつて90円割れもあり、欧州諸国とすれば115円近辺はさほどユーロ安ではないという認識なのでしょう。

しかしこれで協調介入はなくても日銀の単独介入のお墨付きはえたので、この後の日銀の介入の可能性は注意する必要があると思います。

しかしマーケットの状況から考えると日銀の単独介入ではその規模にもよりますが、相場の方向を変える事は難しく、せいぜいスピード調整の域をでないものになるでしょう。

しかし株価の下落と円高が連鎖する中、この動きがさらに加速する状況になれば日銀の単独介入の可能性はかなり高まると思われます。

また日銀はいまのところ更なる景気後退や、金融セクターが危機に瀕した場合に備えて利下げを温存しており、それ以外の措置により流動性供給と、企業金融をサポートする方針をとっています。

早ければ31日の金融政策会合で超過準備に金利を導入するとともに、企業の発行するCP(コマーシャル・ペーパー)の買取を検討する見込みと報じられています。

超過準備に0.1-0.25%の金利をつけた場合、このレベルが短期金利市場の下限となり、市中銀行が日銀に準備預金を積むことをほどこすとともに、日銀に集まった資金を資金調達が困難な銀行に供給する仕組みが補強されます。

また日本銀行がCPの買取により資金を供給することにより、市中に資金が供給される道がひらかれます。