FX業者の取引環境

前回FXCMジャパンの紹介をしましたが、今回も少し書いてみたいと思います。

私がFXCMジャパンで興味を持ったことの一つに、ディーラーの介在を取り払うことで、注文発注時の取引制限をなくすというシステムです。

業者ごとにマーケットの高値安値が異なったりして、皆さんのオーダーが執行されなかったり逆に損切りがついてしまう経験はないでしょうか。

もちろん業者間で微妙にレンジが異なるのは致し方ないことですが、インターバンク市場をベースに最終的には銀行とカバーをしているのにそのレンジが大きく異なる場合はわれわれにはストレスになります。

ディラーの介在をなくし、複数の銀行からよりインターバンク市場に近いフェアーなプライスの提示という取り組みは、我々が取引をするうえで非常にメリットになることです。

また取引制限をなくすということは、常に安定した取引環境を投資家に提供する上で重要なことです。

サーバーのキャパシティなどシステム上の問題もありますが、マーケットが大きく変動する場合、安定的な取引環境を提供することは、少々スプレッドを狭くすることよりも重要なことで、このことも我々が取引業者を選ぶときの要チェックポイントです。

この会社の信託保全スキームの説明で、カバー取引がドイツ銀行となっています。ドイツ銀行1行ではないのでしょうが、ドイツ銀行のシステムは非常に有名で信頼できるカバー先なので、このことも安定した取引環境という意味での評価は高くなります。

以上のように私がFX業者を選ぶとき重視する安定した取引環境(フェアなプライス、常に取引できる環境を提供する)に対してFXCMジャパンが真剣に取り組んでいることは評価したいと思います。

外国為替のFXCMジャパン

有事のスイス買い

レンジ8.28.2008

おはようございます

昨日は方向感のない動きで、終値としては小動きとなりました。

米国4-6月期のGDPは年率1.9%から3.3%に大幅修正されました。

上昇に貢献したのは純輸出ですが、個人消費も1.5%から1.7%へ上方修正されました。

しかし減税効果薄れる7-9月期は個人消費の伸びは落ちることが予想されます。

ユーロスイス8.28

チャートはユーロスイスの日足です。

やはりグルジア問題で、ロシア軍の攻撃が開始された8月8日は1.6280から1.6230へ、グルジアがCISから離脱した8月15日は1.62から1.6100まで下落し、有事のスイス買いは有効だったことが示されています。

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トレイダーズFX

ドル高誘導の密約

レンジ8.27.2008

昨晩はECBのウェーバー・ドイツ連銀総裁のインタービュー記事をきっかけにユーロが上昇しました。

・現在のECBの政策は妥当で、利下げ議論は時期尚早

・景気鈍化でインフレ率が低下するとは限らない

・金利水準は依然として緩和的

・年末から来年にかけ経済見通しが改善すれば、行動が必要かどうか見極めるべき

以上の発言でしたが、彼のスタンスを考えると目新しい発言ではありませんでしたし、インタビュー記事にもかかわらずユーロが上昇したのは、マーケットがきっかけを探していたのかもしれません。

1日を通してユーロドル、ユーロ円を始めユーロクロスは上昇しました。

本日の日経新聞に3月のバスターンズ危機の際に、日米欧3極の協調介入と、その後の声明が用意されていたという記事が載りました。

一般的に米国は市場への介入を嫌い、ここ30年のドル安に対して日欧が悲鳴を上げて強力に要請したときのみ協調介入に参加するという歴史があります。

貿易赤字、財政赤字のファイナンスを米国債を海外に売ることによってまかなっている米国は海外投資家の動向が非常に重要です。

しかし過去の歴史を見ると、ドルは時間をかけて下落する歴史で、その速度が速すぎて海外投資家がドル離れする危険性が高まった時だけ、米国が介入に参加し、それ以外はドル安を放置するというのが米国のスタンスでした。

米国財務長官のポールソンが世界中を回ってドル高誘導をした5-6月以降にこのような密約ができたのかと思ってましたが、3月の時点でこのような合意ができていたのですね。

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トレイダーズFX

ドルの利上げ時期

レンジ8.26.2008

昨日もマーケットは激しく上下に動きました。

ます8月のドイツIFO景況指数が94.8と予想の97.5を下回り、ユーロドルは1.4571まで下落しました。

その後ユーロドルは、ユーロ円のショートカバーとともに激しくリバウンドし1.47台をつけた後1.46代後半でひけました。

本日もCTA(商品投資顧問)系の買いが出ているようで1.47台で推移しています。

また8月5日のFOMC議事録では、ダラス連銀のフィッシャー総裁が即時利上げを主張しました。

市場予想では12月16日のFOMCでは0.25%の利上げを3割程度織り込んでおり、2009年3月ごろではほぼ100%織り込んでいます。

ユーロ円8.27.2008

チャートはユーロ円の週足です。

ユーロ円も高値から1000ポイント近く下落しましたが、昨年夏の下落に比べると

下落率はまだ50%ほどです。

昨年8月12日の安値149.23から今年7月20日の高値169.95の50%戻しは159.50付近です

当面この当たりがサポートして意識されるでしょう。

昨年のユーロ円の下げはドル円が主導し、今年はユーロドルの下げが主導しています。

今年の4月から5月に底値を付け上昇す時は158.23、158.59が安値でした。

50%戻しの159.50とともにこのレベルをサポートして注目しています。

昨晩は160.00あるいは159.95にオプションのノックアウトがあったようで、ニューヨーク時間のオプションカット前に米系投資銀行が、無理やりこのトリガーをつけにいったようです。

このオプションが消滅した後にユーロ円は161.22まで1円以上上昇しました。

オプションがらみの典型的な動きだったと思います。

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ポンドドルのサポート

レンジ8.25.2008

昨日はロンドンがバンクホリデーで休場でしたが、ニュヨーク市場で米ダウが200ドル以上下落すると、リスク回避から円高方向の動きとなりました。

ドル円は110円台から109.01まで下落、ユーロ円も162円台から161.13までの下落となりました。

ポンド8.26.2008

チャートはポンドドルの週足です。

昨日は東京の朝方から1.85以下の損切りをつけ1.8403まで下落しました。

また英国の利下げ観測も一部出ていたようで、最近ポンドの重さが目立ちます。

ユーロドルは8月19日に1.4667の安値をつけた後は1.46-1.49のレンジを形成しつあるなか、ポンドは昨日安値を更新しています。

2001年6月1日の安値1.4162から2007年11月1日の高値2.1160の38.2%リトレースメントは1.8300付近になります。

当面ここが重要なサポートとして意識されます。

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地政学的リスクについて

昨日、地政学的リスクについて書きましたので、もう少し詳しく説明したいと思います。

地政学リスクというのは『特定地域の持つ政治的・軍事的な緊張の高まりが特定地域の経済あるいは世界経済全体の経済にも影響を与えるもの』と定義されます。

FRB(米連邦準備理事会)が2002年に地政学的リスクは地域紛争の勃発とテロの脅威で経済のグローバル化とともに、リスクは世界的に影響を及ぼすと指摘して以来、世界的に認識されるようになりました。

1989年にベルリンの壁が崩れ、ソビエト連邦が崩壊するまでは、地政学的リスクといえば西側と東側、資本主義諸国と共産主義諸国のの摩擦がメインでした。

しかしそれ以降地政学的リスクは中東を中心とするイスラム圏と西側、欧州内の民族問題(旧ユーゴスラビア)、旧ソビエト連邦内のイスラム圏諸国の闘争(チェチェンなど)などがメインになってきました。

1989年にベルリンの壁が崩れ資本主義と共産主義の争いが終わり、世界は平和の配当を受け取り経済は大きく成長しました。

平和の配当というのは軍事費の減少、軍需部門にいた優秀な人間が民間部門に移籍、世界のマーケットの拡大(旧東側諸国の資本主義マーケットへの参入)などがあげられます。

しかし2001年以降テロの脅威が新たな地政学的リスクとなり、イランと西側諸国との摩擦が新しい地政学的リスクとなり原油価格を押し上げる原因のひとつにもなっています。

ロシアのグルジア侵攻により新たな地政学的リスクが加わり、この問題はすぐに解決しないかも知れず、世界経済、為替への影響も大きいかもしれません。

1979年のドルスイス

chf1979 no2

1991年のドルスイス

chf1991 no2

チャートはかなり古いですが1979年のと1991年のドルスイスのチャートです。

1979年に旧ソビエト連邦はアフガニスタンに侵攻しました。

10月にソ連が軍隊に動員をかけたとき、ドルスイスは1.54付近から1.68付近まで上昇し、実際に軍隊が侵攻した12月24日以降1.56から3ヶ月かけて1.87まで上昇し、その後1.65付近まで下落しました。

かつて為替市場では『有事のドル買い』といい戦争などがあるとドル買いに市場は反応していました。

1991年8月19日にモスクワでゴルバチョフ書記長に対して守旧派のヤナーエフらがクデーターを起こしましたが失敗に終わりました。

このときもドルスイスは1.54付近から1.5880まで上昇しました。筆者もこのときマーケットにいましたがお昼休みにこのニュースが伝わるとマーケットパニックとなりドルは短時間に急上昇しました。

結局この日の1.5880が最高値となり、その後ドルスイスは2日で1.5040まで下落、12月までに1.3375付近まで下落しました。

このようにかつては地政学的リスクにはドル買いで反応したマーケッツとですが、最近はスイス買いドル売りに反応することが多く、その意味ではグルジア問題での初期の反応はドル買いユーロ売りになったのは、かつての動きに回帰したともいえます。

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先週の動き

8月22日のレンジ

レンジ8.22.2008

先週のレンジ

レンジ8.22.2008

先週はもみ合いのマーケットとになりました。

ドル円は110円から下落、ユーロは1.46から上昇、ポンドは1.86から下落、ドルスイスは1.09台で変わらずまちまちの結果となりました。

2008

チャートはWTI先物の日足チャートです。

21日の木曜日は4.9%上昇しこれによりドルが下落、しかし22日の金曜日は5.5%の下落によりドルがリバウンドと日替わりで大きく上昇と下落となりました。

WTIも110-122のレンジを形成しました。

サブプライム危機以降、金融危機、経済の減速、中央銀行のスタンス、地政学リスクによる原油価格の変動といったことが為替を動かす要因の多くを占めました。

8月に入り新たな要因が加わりました。

地政学リスクといえば、イランなどが中心でしたが、ロシアのグルジア侵攻により新たな地政学的リスクが加わりました。

先々週はロシア侵攻により、ユーロは売り要因、しかし先週はロシアの駐留長期化による石油パイプラインの停止、ロシアからの原油、天然ガスの 欧州に対する供給の

不安要因などから原油上昇ドル売りとなりました。

時間の経過とともに2種類の反応が起こったわけです。

この問題は長期化しそうなので、注意していきたいと思います。

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トレイダーズFX

取引業者の紹介

今日は業者さんの紹介をしたいと思います。

FXCMジャパンといえばほとんどの人がご存知の大手の業者だと思います。

そのFXCMが6月30日から新しい取り組みを始めました。

1、スプレッドの縮小

2、3桁のプライスコート

3、スワップの売りと買いを同一レートに

4、注文発注時の取引制限の排除

などです。

最近は各通貨のスプレッドをゼロにするなどのスプレッド縮小競争がさかんです。

もちろんスプレッドが縮小されることは、投資化にとってとてもうれしいことです。

しかし、そのプライスが極端にサイドがよっていたり、取引が頻繁にリジェクトされて取引が成立できないのでは、せっかくの狭いスプレッドも意味を成しません。

FXCMジャパンでは大手銀行8行から提供されるプライスを合成し、市場実勢に限りなく近く、また取引制限などを可能な限り排除している点が、取引をするうえで私が気にいってるところです。

8月31日まで新規口座開設キャンペーンをやっているので、興味のある方はどうぞ。

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原油の上昇とドルの下落

レンジ8.21.2008

昨日はドル円が最近のレンジの下限の109.50を抜け損切りとともに下落が加速し、108.13まで下落しました。

これとともにクロスも下落が加速、ユーロ円は160.17、ポンド円は201.76、オージー円は94.10まで下落しました。

しかし原油価格の下落とともにドル売りとなりユーロ、ポンドなどの欧州通貨、オージーなどのオセアニア通貨が対ドルで反発し結局クロス円も一日としては下落しましたが底値からは大きく反発してニューヨークを終了しました。

$indexwti8.21.2008

2008

チャートはWTI原油価格、ドルインデック、VIX指数の日足チャートです。

昨日原油価格は122ドル台まで反発し、底値の111ドル台からは10ドル以上上昇しました。

しかしドルインデックスを見ると高値の77.41からは結構下落していますが、長らくレンジの高値であった74.50-75.00のエリアまではまだだいぶ距離もあり、このレベルは依然ドルのサポートとして有効です。

VIX指数のほうは、今週は米国金融市場の不安要因が再び注目されましが、大きく上昇することもなく依然20$をはさんだレベルでの推移となっています。

原油の上昇がきになりますが、その他の指数を見るとドル及び株価が大きく下落するという雰囲気でもなさそうです。

ドルは2週間で急速に上昇したため、今週はコレクションの週となるかもしれません。

またドルの下落はしばらく続くかもしれませんが、大きく下落というよりはコレクションという見方をしています。

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中央銀行の介入

レンジ8.20.2008

おはようございます。

昨日はあいかわらずレンジとなり閑散とした典型的な夏枯れマーケットとなりました。

米財務省にによるフレディ・マック、ファニー・メイ支援のための緊急会議の噂(その後否定)で一時ドルが売られました。

米EIA週間原油在庫統計で原油が939万バレル増加、ガソリンは620万バレル減少となり、予想を上回ったことで原油の下落、ドルの上昇と方向間のない動きとなりました。

一昨日のオセアニア通貨、欧州通貨、クロス円の買戻しにもかかわらず上値は抑えられレンジの様相がますます強くなってきました。

usdjpy8.21.2008

チャートはドル円の4時間足です。

8月6日以降一時108.84まで下落しましたが、ほぼ109.60-110.60のレンジで推移しています。

本日はタイ中央銀行がドル売り・バーツ買いの市場介入を行いました。

韓国の中央銀行も断続的にドル売り・ウォン買いの市場介入を行っています。

ドル高、自国通貨安で輸入物価が上昇するこれらアジア諸国は、自国通貨安を抑えるために市場介入を行っています。

韓国中央銀行の場合ドル売り介入を行うと、他の通貨、ドル円、ユーロドル、ポンドドルなどでドル買いを行います。

取引量が減った夏枯れマーケットでは、案外これらのフローがドルをサポートする要因になるのかもしれません。

ドル円は109円ミドルあたりから下は損切りのオーダーもあるようで、ここを抜けてくると下落の可能性もあります。

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