今週のマーケット

2008

2008

今週1週間を振り返ると、ドル円が2.1%と上昇し、ドルスイスも1.7%と上昇しました。

クロス円もポンド円の2.1%を筆頭に上昇しました。

株式市場でもダスダックの3.2%を筆頭に、日経の2.3%など大きく上昇。

商品市場はオイルの-3.6%、ゴールドの3.7%と下落しました。

結果的には、株式上昇、ドル上昇、円安、商品下落、VIX指数下落と金融市場は危機モードは落ち着き楽観ムードが広がったのではないでしょうか。

ドル円日足

チャートはドル円の日足チャートです。

4月18日以降ドル円は102.50-105.86のレンジで膠着しています。

右下がりの赤線のレジスタンスは、去年の7月8日からの123.66からのレジスタンスです。

このレジスタンスラインが頭を押さえています。

来週以降、再び102.50-105.86のレンジになるのか106.00を超えてドル円が上昇するのか、そろそろどちらかに動いていくのではないでしょうか。

MSCIの入れ替えと為替に対する影響

2008

おはようございます

昨日はロンドン市場から、ユーロ、ポンド売り、米国金利の上昇とともにドル買いの動きとなりました。

アジアの中央銀行によるドル買いも目立ちました。

ドル円は105.50、前回高値の105.70、シカゴ勢の損切りの105.80をつけて上昇しましたが、105.86と不思議に頭を抑えられてしまいました。

105円台から106円台にかけては断続的に輸出勢の売りがあるようです。

MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インデックス)玉

MSCIは投資銀行のモルガンスタンレーが発表する世界株式の代表的なインデックスです。

インデックス運用する投信などは、ベンチマークに対していくら買ったか、負けたかが評価の対象になります。

それに対しヘッジファンドは絶対的なプラスのリターンをうたってます。

株式の世界ではMSCIが代表的ないベンチマークなので、株式のファンドマネージャーはMSCIに打ち勝つ運用を心がけます。

MSCIは1年に何回か入れ替えがあり(地域=通貨)この入れかによりファンドマネージャーたちも自分のファンドの地域分散を入れ替えるために為替のマーケットにインパクトを与えます。

パッシブ運用(なるべくベンチマークに沿った運用をする)かアクティブ運用(積極的にベンチマークを上回る運用をする)かによって違ってきますが、5月30日に入れ替えがあるために、それにむけて入れ替え玉が出るかもしれません。

ほとんどどのマネージャーは、今晩のロンドンWMフィキシング(ロンドン午後16時)のフィキシングレートを使用するものと思われるため、今晩ロンドンの午後16時は要注意です。

ちなみに今回の銘柄入れ替えで比率が上昇するのは

ユーロ     

円       

ドル      

カナダ     

シンガポール

比率が低下するのは

ポンド

オーストラリアドル

ノルウェークローネ

スウェーデンクローネ

比率が上昇する通貨は買われ、低下する通貨は売られますが比率の大小もあり、マーケットに与えるインパクトは未知数です。

商品市場とドル円

GOLD

昨晩は、ロンドンの時間からドル買い、ニューヨークに入りドル売りという展開になりました。

ロンドン朝方に原油、ゴールドの値下がりでドル買いとなり、ドル円はオプションDNT(ダブルノータッチ)があるといわれていた104.4050レベルをブレークしました。

その後ドル円の120のオプションの噂、日本企業のMAがらみでユーロ円の買いなどの噂が出る中、予想より高い耐久財受注の数字を受けてドル円は105.30まで上昇しましたが、そこが高値に。

105円台はリアルマネーの強烈な売りがでて頭を抑え、また原油や金が反発したこともドル売りにつながりました。

チャートはゴールドの日足です。

3月に1033.90の高値をつけた後、960.30、956.20、そして今回935.40の高値をつけた後に900ドル割れまで下落しました(終値は905)

高値をかくじつに切り下げており、原油と異なり上値が重い展開が続いています。

ドル円相場とオプションの存在

ドル円T時間足3

おはようございます

欧米市場のロングウィークエンド開けは、ドル買いとなりました。

日本株上昇、債券売り(株先買いの債券売りトレード、JGB10年債券の利回りは一時1.785%まで上昇)をきっかけに最初はクロス円の上昇、ついでドル円で円売り方向へと向かい、またスイス売りがドルをサポートする展開に。

ニューヨーク市場に入り原油価格も下落し130ドル割れしたこともドルのサポート要因となりました。

チャートはドル円の4時間足です5月14日の105.43の高値からの短期ダウントレンドを上抜けし、105.43-102.73の61.8%戻しである104.40手前でとめられています。

マーケットの噂によると104.40-102.40のDNT(ダブルノータッチオプション)が本日エクスパイアーと言われており、その玉がドル円の104.40をとめたのかもしれません。

ダブルノータッチオプションというのはレンジを決めてその両サイドのプライス(この場合だと102.40と104.40)が期日まで取引されなければ、2億円払ったオプションが10億円で返ってくる(2億円払いオプションを買い10億円を取れる)という仕組みのオプションです。

そのため102.40の手前では買いが、104.40の手前では売りがでてくるためマーケットをとめる要因になるケースが良くあります。

マーケットをレンジにさせる要因のひとつが、このようなタイプのオプションの存在です。

ニュージーランドドルの動き

kiwi日足2

欧米市場の休み明けの今日から、マーケットが動きそうな気配がしてきました。

ここ2年ほど、米国のメモリアルディ明けの相場は大荒れになるようです。

ロシア、トルコ、パキスタン、南ア、ブラジルと新興国はインフレ懸念から利上げとなり、先進国は利下げから現状維持となり、このギャップが金融市場の不安定さにつながっているのかもしれません。

チャートはニュージーランドドルの日足です。

3月14日の0.8213を高値からダウントレンドにありましたが、5月15日に0.7536をつけた後は反発し、ボリンジャーバンドの上限付近まで上昇してきました。

先週の話ですが、22日にクラーク政権は予想を上回る減税を発表、カレン蔵相は2008・2009の経済成長を0.3%押し上げると述べました。

予算案はGDPの2.3%の大型景気刺激策となるために、RBNZ(ニュージーランド連邦銀行)が利下げを遅らせるとの観測がニュージーランドドルの買いにつながりました。

またニュージーランド企業の海外所得費課税処置もニュージーランド買いにつながりました。

これはニュージーランド企業が海外で稼いだ収益を、ニュージーランドに還流させる(リパトリエーション)動きを加速する効果があるためです。

2002-2003年ごろ米国でHIA(Homeland Investment Act,本国投資法、愛国法とか呼ばれていました)という法律で税金をへらしたために、多国籍企業が海外の資産を大量に米国に戻しドル買いにつながりました。

愛国心というのは重いテーマですが、米国人の愛国心について私の経験を披露したいと思います。

2001年9月11日米国を同時テロが襲いました。

私たちのチームにも米国人が2人いて、1週間ぐらいは彼らは殺気立っていて怖いぐらいだったのですが、自分の国の心臓部に戦争を仕掛けられたのですから無理もありません。

しばらくたって彼は大きな米国国旗と同盟国の日の丸を買ってきて、窓に掲げようとしましたが、みんなで何とか思いとどまるように説得しました。

その頃米国企業に勤めていたため、我々もテロのターゲットになるのではないかと本気で心配していたためです。

実際爆弾予告で2回ほど避難しました。

それでもあきらめないのがアメリカ人です。

なんと彼は米国国旗の柄で作られたシャツを着てきましたが、そのシャツの似合わないこと...

米国国旗で作ったシャツです..

でも彼の気持ちを思うと我々はなにもいえませんでした...

今週のドル円の予想

おはようございます

先週金曜日は、欧米市場のロングウイークエンドを前にした利食いモードなのか、やや危機再燃方向(株安、ドル安、スイス高、VIX指数上昇)にマーケットが向かいました。

米国保険会社AIGの格下げ、パキスタン株式市場の下落、南アフリカでの暴動により、鉱山資源株の下落などの動きもあったようです。

ドル円4時間足3

チャートはドル円の4時間足です。

木曜日102円のミドル付近のサポート割れに失敗した後104円台までの反発、金曜日に103円台前半まで下落と日替わりで方向が変化がはげしく、私も突っ込み売りで失敗しました。

チャート上の黄色の横線が示すように102円台前半からミドルにかけてのネックラインは102.50-105.70のレンジ内での動きが、それとも底を抜けて100-103のレンジになるか重要なポイントと位置づけられます。

短期勝負なら102.5060割れで、慎重を期すのであれば4月18日上昇前の安値102.25割れで下方ブレークと判断したいと思います。

またこの102ミドルがサポートされるのであれば、依然102.50-105.70レンジ継続として、レンジトレード徹したいと思います。

個人投資家の影響力

おはようございます

先週、外為証拠金会社の、トウキョウフォレックスさんにおじゃましました。

詳しくは奈那子さんのブログにありますが、鳥居万友美さん、USAKOさん、FXの泉のあきらさん、白ふくろうさんぢょんさんにもお目にかかることができました。

またトウキョウフォレックスさんでは、青木さん、西原さん、ハタヤマさん、ほんださんにもお目にかかり楽しい時間をすごさせていただきました。

トウキョウフォレックスさんでは、懐かしい方々にも会うことができました。

というのもこの会社の、現在のオーナーはマネックス証券ですが、もともと東短ホールディングスという会社が設立会社です。

東短ホールディングスは東京短資(短資会社)、東京フォレックス(銀行間の為替取引仲介会社)が母体になり設立された会社です。

現在のトウキョウフォレックスにいらっしゃる方々は、以前銀行間取引を仲介する為替ブローカーや、銀行のディーラーだった方が多くいらっしゃるため私と面識がある方も多くいらっしゃいました。

昔の外国為替市場の参加者は、銀行、外国為替部ブローカー、銀行の顧客(輸出入企業、生保、投信会社、証券会社、ヘッジファンドなど)からなりたっていました。

しかし現在は銀行、銀行の顧客は同じですが外国為替ブローカーの代わりにEBSという電子取引が銀行間の仲介をするようになったため、為替ブローカーは現在1社だけ(かつては5-6社ありました)になってしまいました。

もうひとつ大きな変化は、個人投資家の人たちの影響力です。

日本だけでも100万口座以上の個人投資家の人たちが市場に参加し、いまや外国為替市場で大きな存在感を示しています。

15年ぐらい前には、株式市場でも信用取引や、オプション取引は一部の富裕層のためのものであり、数千万円の預かり金が必要でした。

株式市場や為替市場で、これらの取引のハードルが下がり、またITの発達により情報や取引環境がプロに近づいてきたことは個人投資家に非常に有利になってきました。

私が銀行にいたころ、海外支店のプライベートバンク部門では非常に大きな取引をする人たちが多くいました。

その中の一人に『船乗り』と呼ばれる人がいました。

かれはヨットに乗って地中海を航海しながら数千億円の為替の取引をしているという人でした。

プライベートバンクの顧客の情報は銀行内でも最重要情報なので、実態はわかりませんが海外にはそのように個人や個人をベースにした投資会社が大きな取引をしています。

日本ではそこまでの人はいないかもしれませんが、日本の個人投資家の人たちの存在はマーケットを動かす要因のひとつになるほど大きなものになりました。

少ない資金で市場に参加できるシステムは、リスク管理さえ行なえば素晴らしいシステムであり、投資の民主化という意味では大きく進歩しました。

日本人のお金を使って投資をして、日本と日本人を豊かにしていくという流れを継続していく必要があります。

もちろん農業も、製造業も大変重要な産業ですが、日本のような先進国は今まで蓄積してきた資金をいかに有効に使うかということが重要課題であり、そのために金融という産業が、頑張らなければいけません。

そのために東京フォレックスさんみたいな証拠金会社には頑張ってもらいたいと思います。

微力ですが私も、個人投資家の方々が儲かるような情報を書きながら個人投資家の方々の裾野が広がるような活動をしていきたいと思います。

PS

短資会社: 銀行間、日本銀行で構成される短期金融市場で、短期資金のやり取りの仲介をする会社。

外国為替ブローカー:銀行間の為替の取引を仲介する仲買人。テレビなどで円卓を囲んで10数人の人たちがワーワーしながら取引をしている場面は皆さんも見たことがあるのではないでしょうか。

今週のマーケット

2008

2008、A

おはようございます

今週1週間を振り返ると、

ドル円は102.70-104.70のレンジで0.7%の下落。

ドルスイスが1.0450から1.0240と2%下落し、ユーロスイス、ポンドスイスなどのクロスも下落が目立ちました。

欧州通貨のクロス円も全般的に堅調となりました。

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ドル安、スイス高、株安、商品高でリスク上昇方向の相場でしたが、チャートはVIX指数(ボラティリティ・インデックス)です。

これをみると15.82を底にリスク上昇モードとなっていますが、大幅な上昇とは言えず、また21-22のエリア(1-3月のサブプライム危機の時は指数は、このレベルを底に21-36のレンジにいました)より下にいます。

今のところ危機モードが再燃する状況でもありません。

依然レンジの中の動きと捉えています。

先週ドル円の102円台を売ってしまい、ディールではいいところがありませんでした。

ドル円は102.50-105.70のレンジの中にあり、木曜日は102.50割れを期待して突っ込み売りをしてしまいましたが、抜けてから仕掛ければよかったと反省しています。

月曜日の欧米市場はお休みですが、来週はこのレンジ内の動きか、レンジブレークがあるのか注目したいと思います。

皆さん良い週末を

ドル円反発

2008

おはようございます

マーケットは日替わり相場で、昨晩はドル円、クロス円の反発、商品の下落、株価の落ち着きという展開になりました。

26日の月曜日が英国はバンクホリデー、米国はメモリアルディと休日を控え利食いがでたのかもしれません。

朝方102台に突っ込んだドル円は、アジア勢の買いがあったようで102.70-80をとめられた後、原油価格下落、日経株価の持ち直し、米国債、JGBの下落で徐々に上昇しました。

ロンドン時間でヘッジファンドによる英国小売売上高発表直後から、ポンド円の買いが入りこれがドル円を103ミドルまで押し上げました。

その後米国新規失業保険申請件数後、103.80,104.00のショートの損切りをつけ104円台まで上昇しました。

ドル円4時間足2

チャートはドル円の4時間足です。

昨日ユーロドルで、ネックライン突破、ランドボトム完成と述べましたが、ドル円の場合のネックラインは102.50-60にあり、昨日はこのラインを突破できずに反発した展開でした。

依然102.50-105.70のレンジ内での動きと捉えています。

昨日のドル上昇の原因としては、新規失業保険申請件数、原油の下落、米金利先高感などが上げられます。

FF金利先物(短期金利の先物です)では、米国FRBの12月の0.25%の利上げの確率は21日の49%から22日は62%となり金利先高感が強まりました。

米国のFF金利先物、日本の金利ではOIS市場などが短期金利の数ヵ月後マーケットの予想値の集大成になります。

ユーロドル、ラウンドボトム完成

れんじ5.21

おはようございます

昨晩はドイツIFO経済研究所の景況指数が強かったことをきっかけにユーロは上昇しました。

またFOMC議事録で、『4月の利下げはぎりぎりの判断だった、最大のリスクはインフレ期待の悪化』とのコメントで、経済状況が悪化するなかで、インフレ加速のために金利をもう下げられないといった内容でした。

このため金融株を中心に米国株の下落、ドルの下落が加速しました。

ユーロ4時間足4

チャートはユーロドルの4時間足です。

一昨日のブログで書きましたが、ユーロドルがラウンドボトムを形成しながら、ネックラインをブレークしそうだと説明しました。

昨日IFO直後、ネックラインで重要なレジスタンスの1.5710-20レベルを完全に上抜けして、ラウンドボトムを完成しました。

当面この1.57台がサポートとなり、ユーロは再び上昇を加速させてきました。

一旦落ち着きを取り戻した株式市場、VIX指数、ドル相場がじわじわと危機モード方向(株下げ、VIX指数上げ、ドル下げ)に向かっています。

ボラティリティは以前ほど高くなく、激しい動きではありませんが注意してみていきたいと思います。

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