米国はデフォルトするか

昨日はトランプ大統領が、メキシコとの壁建設の財源確保のためなら連邦政府閉鎖も辞さないと述べたことでドル売り、株売りになりました

 

連邦政府の閉鎖と米国のデフォルトに関してまとめてみました

 

米国は10月から新しい会計年度になります、9月末までに政府の活動予算の新年度の歳出法案を議会で通さなければなりません

 

つなぎ予算を承認し、その間に本予算を審議するパターンが多いのですが1970年以降折り合いがつかず政府閉鎖は何度も起こりました。

 

債務上限は連邦制が米財務省証券(米国債)を発行して資金調達できる上限が決まっています。

 

上限に達していますから、それの引き上げが必要です。これが債務上限引き上げ法案です

 

米財務省は9月29日までの引き上げを希望していますが、緊急の財源で10月半ばまで引き伸ばせる可能性があります。本当のリミットは10月半ばです

 

ただ10月2日には米国債の利払い70億ドルがありますから、米国債の最大の保有国である中国と日本にしてみればひやひやですね

 

実際2011年8月にはSPが米国債の格付けを最上位から引き下げ、今回フィッチが警告を出しています

 

審議されるべき法案は歳出予算法案と債務上限引き上げ法案ですこれは別々のものですが、共和党右派はそもそも歳出拡大に反対で債務上限引き上げに対し歳出削減を要求するので、同時進行になる可能性があります。

 

下院ではふたつの法案は過半数の賛成で可決しますしかし上院は60名の賛成が必要で、現状の共和党は52議席のために民主党の賛成が必要です。

 

下院の共和党保守派はメキシコとの壁が必要で、この予算獲得のためなら政府閉鎖もかまわない勢力がいます。共和党穏健派、共和党指導部は政府閉鎖は避けるべきとの意見です

 

民主党は当然壁反対ですから、政府閉鎖になれば共和党の責任を追及しますここらへんは来年の中間選挙を控えて共和党も苦しいところですね

 

トランプ政権は債務上限引き上げを他の政策と絡めないで取り組む方針に変換しました(クリーン・ビル)

 

共和党穏健派、民主党はこれを支持しています。しかし下院の共和党保守派は、債務上限引き上げ賛成の代わりに歳出削減を主張して抵抗しますから、議会は紛糾します。

 

結局最終的には予算は通過するでしょうが、トランプ大統領の過激な発言やそれ以上に過激な共和党右派の動き次第ではマーケットが振り回される可能性もあります。

 

ロイターの記事を参考にしました

詳しくはこちらを

http://jp.reuters.com/article/factbox-shutdown-trump-idJPKCN1B4010?pageNumber=1

 
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