国債利回りの低下はユーロドルに影響をあたえるか?

ドイツ10年債利回り3.02.2012

イタリア、スペイン国債利回り3.02.2012

昨晩はISDA(国際スワップ・デリバティブ協会)が現時点ではギリシャ国債がデフォルトによる損失補填対象ではないとの見解を示しました。

これにより欧州の金融市場の緊張緩和が進みました。

チャートはドイツ10年国債利回りと、イタリア10年国債(青)とスペイン10年国債(赤)利回りです。

昨年8月以降ギリシャの問題で金融市場が緊張すると、イタリア国債、スペイン国債ともに売られ(利回りは上昇)イタリアは7.3%、スペインは6.6%付近まで利回りが上昇しました。

その後12月の1回目のECBのLTRO(3年物長期資金供給オペ)で欧州の金融機関の資金繰りが緩和すると、資金が国債に向かい利回りは低下。

1月初めのいったん上昇しましたが、ギリシャの第2次支援の決定、2月29日の2回目のLTROで国債は買われ利回りはイタリア、スペインともに5%割れまで低下しました。

欧州の市場の緊張緩和はユーロの買い材料、また国債市場の安定は欧州国債に資金が向かい、これもユーロの買い材料。

一方ECBの資金供給オペなどでユーロ圏の短期金利は急低下でECBの利下げ期待もあり、ユーロドルの売り材料。

またISDAの決定によりCDSの損失懸念が薄らぎ、それに備えてユーロ資金を調達していた分に関しては、余剰資金となり売り要因。

ユーロドルは両サイドのフローがでて1.33付近でやや膠着状態になっています。

ギリシャに関してはCAC(集団行動条項)の導入があるのかどうかも懸念材料で、まだ不安材料もあります。

来週は米雇用統計もあり、市場の注目はそちらに移ってくるでしょう。

3月11日(日)はドットコモディティさんの会場セミナーを福岡で行います。

【2012年の世界情勢と注目点 資源国通貨の行方を探る】というテーマで2012年の予想と資源国通貨の動きを商品などに絡めてお話しします。

私自身は初めての福岡なので楽しみです。

福岡付近の方、もしお時間あればのぞいてみてください。

福岡の投資家の方々にお目にかかるのを楽しみにしています。

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